2008.12.20(土)

秩父良いとこ一度はおいで 田園風景(冬)

秩父はこの地域の中心だと豪語しましたが、やはり秩父は田舎です。田園風景は必要ですね。
秩父の伝統的な田園風景は本来は「桑畑」だったのです。
秩父は高度成長期までは「織物」で栄えていました。桑を栽培して「蚕」(秩父では「おかいこ様」と呼ぶ)を育て、絹を作り、糸にして、染めて、
織っての一貫作業が秩父で盛んに行われていたのです。
その原点である桑畑も本当に少なくなりました。私が高校の時に自転車で通学するのに桑の葉が茂ると国道に出るのに道がよく見えなかった覚えがあります。
tanboyamaai.JPG
 
伝統的に秩父には田んぼは多くないのですが、この写真は工場の近くの峠から撮ったものです。
山間にある田んぼですね。もう完全に冬の風景です。
 
 
 
 
 
ichigohouse.JPG
 
こちらはイチゴのハウスです。
温室なのでもう出荷が始まっています。
1月ころからは「摘み取りイチゴ」のためにたくさんの観光客の方が来られます。
桑に代わる貴重な現金収入となる農業ですね。
 
 
 
田園風景と言っても冬は作物もないので寂しい限りですね。
 

2008.12.19(金)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景その6

今まで「既存の工場」を借りて、その中に新しい植物工場を作りますと言ってきました。
その建設風景も何枚かの写真を示しながら説明してきました。
まだまだ、天井と壁、空調設備の室内機の話だけですが、ある人から工場(既存)の外観はどうなっているんだ?との質問がきました。(これからは質問はこのブログの「コメント」で入れて貰うとうれしいです)
それではお見せしましょう。
factoryoverview.jpg
 
カッコ良いでしょう。
築7年と聞いています。
大きな工場でしょう。それでも全部を植物工場にしているわけではないのです。
一階のいちばん奥(写真でいうと左側の丸い部分の更に奥かな)を少しだけ借りているのです。
それでも見学に来た人は初めにこの外観を見てびっくりします。
 
 
factoryoverview2.jpg  
上の写真を反対側から見たところです。
大家さんの会社のマークが入っていますね。私たちの会社はこんな大きな看板は出せませんね。
小高い丘の上に立っている感じです。
この工場は「工業団地」の中にあるのですが、普通の工業団地のように山を切り崩して平らにしたのではなく、
起伏をうまく使っているので多くの工場が見渡せるというのはありません。私はこのレイアウト好きです。
 
立派な建物(既存工場)の中にある「小さな植物工場」ですね。それでもどんどん大きくなるぞ!

2008.12.18(木)

秩父良いとこ一度はおいで 札所

本日から秩父の紹介は「秩父良いこと一度はおいで」というタイトルに変更します。
そのタイトルの次に記事ごとの名前をつけます。
 
かつて鉄道もなく、もちろん自動車もない時代には地域ごとに中心地があったようです。
その時代には秩父は埼玉の西部と一部の群馬県の経済・文化の中心だったようです。
その名残でしょうが、お寺の数も通常よりもかなり多い気がします。そのお寺のなかに「ナンバー寺」があります。
四国88ヵ所や坂東33ヶ所と同じような仕組みでしょうか?(仏教的ないわれは良くわかりません)
秩父には34ヶ所の「ナンバー寺」があります。札所と呼ばれていますが「一番」「十三番」などといちいち「寺」をつけずに呼びます。「十三番の隣」と言えば「秩父人」は「慈眼寺」のことだなとわかります。
temple#21.JPG
 
札所21番です。
秩父市の中心街からちょっと外れた(荒川の対岸)にあるお寺です。
札所34ヵ所の中では小さなほうです。
 
 
 
 
temple#22.JPG  
こんなお地蔵さんも畑の中に突然あります。
周りの風景に溶け込んているでしょう。
かつてテレビドラマにも出演したお地蔵さんです。
 
 
 
 
 
 
 
札所についてはこれからも時々取り上げていきたいと思います。

2008.12.17(水)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景 その5

壁と天井がパネルで出来上がると、後は「床」を作らなければなりません。
衛生的な床にするためには食品工場で良く使われる「エポキシ」という塗料を塗ります。
新たしい工場(植物工場)の床は「必要な配管・排水設備」を床の表面の下に予め設置しておく必要があります。
次の写真を見てください。
pipeline.jpg  
床の中に埋まってしまう配管はたくさんあります。
いま設置しているのは植物を育てるために必要な栄養分を含んだ
「養液」を送るための配管です。
太いものでは10cm位の直径のものもあります。
職人さんが図面に基づいて設置していきます。これも空調設備と同じで完成すると見えなくなります。
職人さん、ありがとう。
 
工場というのはどこでも同じでしょうが完成してしまうと見えなくなるものがたくさんあります。縁の下ないしは屋根裏の力持ちですね。
 
 
 
 

2008.12.16(火)

未来の野菜は 埼玉県秩父市から その4

前回の記事で「秩父のランドマーク」のひとつは「武甲山」だと説明しました。
この武甲山に雪が積もりました。
秩父の市内は雨だったのですが、高い山のほうは雪だったようです。
bukosnowed.JPG


頂上の方は雲がかかっていいますが雪が積もっているのはお分かり頂けると思います。
東京が雨でも秩父は雪になり、秩父市内が雨でも高い山は雪が降るということが良くあります。
それでも秩父市内に雪が積もるのは年に2~3回です。それも翌日にはほとんどとけてしまうようなものです。
 
 
 
 
秩父は池袋から特急に乗れば1時間20分で着くところですから「雪国」ではありません。
東京よりもかなり寒いことは間違いありません。