2010.09.30(木)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 定植作業

 
今度は2回目の移植である「定植作業」をご紹介します。
仮植で少しだけ間隔を広くしましたが、苗も大きくなります。
仮植の時に空いていた間隔が足りなくなって、隣の苗と触れ合うくらいになると「定植」する
ことになります。
teishoku chokuzen 2.jpg
定植作業のために
下ろされたパネル
です
密集している感じ
がわかりますか?
苗が十分大きくなった
ということです
 
 
teishoku sagyou.jpg
定植作業の様子
です
写真だけ見ると
仮植の時と
同じようですね
手前のパネルから
奥のパネルに
植え替えてます
 
teishoku sagyougo 1.jpg
 
定植作業後
の様子です
かなり間隔が
空いている
でしょう?
 
 
 
一般には定植前までを「苗」と呼んでいます。
何日で収穫できますか? という質問に「20日です」と答えている場合にはほとんどが
苗(定植後)からの日数だと思います。
私たちは「播種(種まき)」から数えるので「32~33日です」と言っています。
 
 

2010.09.29(水)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 仮植作業

 
育苗棚で少し大きくなった苗を少しだけ苗ごとの間隔を広げるために植え替えます。
これを仮植(かしょく)と言います。
まだ本格的に大きくするための間隔ではなく、ちょっとだけ広くするというものです。
つまり、私たちは植え替え(移植)を2回しています。
 
まずは仮植する前の状態を見てください。
ikubyou.jpg





この状態のものから
ウレタンごと分離して
パネルの穴に
移し替えます
         
     
      
      
      
 
植え替えるためのパネルは播種したウレタンの大きさからすると非常に大きくなりますね。
このパネルの大きさは最終的にレタスを大きくするためのパネルと大きさは同じです。
パネルに開いている穴の数が違いますが。

ishokusagyo.jpg 
植え替え作業は
一株づつの
手作業ですね
 
 
 
 
ishoku 1.jpg 
仮植終了後は
こんな感じですね
 
 
 
 
 
植え替えを2度するのは栽培棚をなるべく有効に使うためです。
小さいうちから間隔を大きく空けて植えるとパネルの数が増えてしまうためです。
レタスにとっては植え替えは少ない方が良いと思います。
効率性とレタスへの影響とを勘案して植え替え2回としているのです。 

2010.09.28(火)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 育苗棚

 
播種(種まき)後2~3日経って、発芽してくると育苗棚に移します。
ここで、初めて光を当てるのですね。
これからは「光合成」をして体を大きくしていくことになります。
ikubyo1.jpg
 
こんな感じで
育苗棚に
並べられます
上で蛍光灯が
光ってますね
 
 
 
ikubyo2.jpg
 
育苗棚に移した
当初の状態を
アップにすると
こんな感じですね
 
 
 
 
ikubyou.jpg 
ちょっと経つと
かなり
大きくなりますね
 
 
 
 
上の写真を見ると密集しているのが分かりますね。
これがもっと大きくなるともう少し広いところに植え替えないといけなくなります。 
 

2010.09.27(月)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 播種後

 
前回、播種(はしゅ、種まきのこと)作業をご紹介しました。
育苗用の専門容器の中にウレタンを敷き詰めて種を蒔いたのですが、種は発芽するまでは
光にあてないで暗いところで保管します。
 
皆さん、小学校の時にヒアシンスの水栽培を理科の実験で経験していると思います。
その際に、ある程度「根」が出て「芽」が出るまでは暗い所(戸棚の中など)に保管していたのを
覚えていますか?
筆者は開けてはダメだという先生の指導(?)も無視して、よく覗いていました。
そう、発芽までは「暗い所」に置いておくのです。
(ちなみに、植物はほとんどそうだと思いますが、一般に「発芽」というけれど実は「根」が先に
 出てくるのです)
 
私たちの植物工場でも同じです。
播種した後には「暗く」するために「蓋(ふた)」をして2~3日置きます。
hashuchokugo.jpg
 
蓋をすることで
種は暗い状態に
なっているのですね
 
 
 
 
そして、芽が出た頃に「光」を当てるために「育苗棚」に移します。
目が出た状態は次の写真ですが、小さくてよく分からないかもしれませんね。
hashu(2).jpg
 
目が出ている様子
です
分かりますよね
 
 
 
 
いよいよ育苗棚に移動です。
 

2010.09.24(金)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 播種

 
今回から何回かに分けて、植物工場内での作業についてご説明します。
実際の作業は午前中に「収穫」して、定植・仮植・播種というように植物の成長から見ると
逆に行いますが、この説明では分かりやすく「播種」から始めます。
 
「播種」というのは「種まき」のことです。
ウレタンというスポンジのようなところに種を置いていきます。
これを発芽させて育苗棚に移動させるのですね。
hashu junbi uretan.jpg
 
これがウレタン
ですね
この上に
種を置いていきます
 
 
 
hashusagyou.jpg
ひとつづつ
ウレタンの
決められた
場所に置いて
いきます
根気のいる
作業です
 
 
高齢者にもやさしい仕事というのが一般に言われている植物工場ですが、この作業は
「老眼」が進んでくると大変ですね。