2011.09.06(火)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 放射能検査

 
福島原発の話は非常に微妙な話なので、うかつなことは言えません。
しかし、一方で日本人はもっと発言をしていくべきだと感じている筆者はあえてコメントします。
 
この事故の当初に「静岡のお茶」がセシウムに汚染されているという事態が発生しました。
その際の「静岡県知事」の知事の発言に筆者は問題提起したと思います。
このブログの6月10日の欄に筆者が次のような発言をしています。
 
6月10日の筆者の発言
「静岡県知事がさかんに「500をちょっと超えた程度でしょう。お茶にすれば薄まるから全く
 問題ない。」とテレビで発言したいました。全く業者寄りの発言でレベルを疑いますね。
 こんな発言を続けていると「静岡茶は買うべきでない」と消費者にすり込むようなものです。
 普通の消費者なら「知事が安全というなら、静岡を支援するために静岡茶を買おう」ということに
 はならないでしょう。」
 
この懸念がもっと波及していたのです。
ある人のブログに
 「ところで、2週間に一度、農林水産省のHPを見るたびに悲しくなることがあります。

   私の郷里の静岡です。EUなどで証明書発行のリストに入っています。

  悲しいとはリスト入りの事実に対してではありません。このリストに入ったプロセスです。

   私の記憶が間違っていなければ、6月にフランスに輸出された静岡茶からセシウムが

  検出されたことが原因だったと思います。

   新茶の季節、神奈川の足柄茶からセシウムが検出され、出荷がストップ。

   隣の静岡茶にも注目が集まっていました。あの時は県が検査を形式上、ほんのちょっとだけ

  行って、「検出されなかった」と発表していました。

   その後の詳細な検査は、県(県知事)が何度も拒否したことを記憶しています。

   「大丈夫」と言い張って、フランスに輸出してひっかかり、静岡の全ての食品が検査対象に

  なったのですから、悲惨です。(これには食品だけでなく、加工品や飼料も含まれます)」

 

この静岡県知事の発言や態度はちょっと非難されるという程度のものではないと思います。

あまりにも世間を知らないというか、危機管理をないがしろにしている業者寄りの発言です。

これも「利権」のなせるわざなのでしょう。

ちょっと政治的発言過ぎたかも知れませんが、筆者の個人的意見としてお許しください。

 

 

2011.08.12(金)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 風評被害

 
最近「風評被害」という言葉がよく使われます。
本当は大丈夫なのに、「無責任な噂」や「悪意のある話」を世間の人が信じて「不買運動」など
をすることで、その会社や生産者に多大な被害を与えることだと思います。
 
福島原発事故で放射能物質が飛散した地域やその周辺で、実際には汚染されていないもの
まで「危ない」からと購入を控えるということが発生しました。
これは「風評被害」だと思います。
 
しかし、ここで問題なのは「本当は大丈夫」「本当は汚染されていない」というのを何を根拠に
信じるかということです。
 
危険なものは食べたくない、購入したくない、というのは基本的に悪いことではありません。
自分を守るためには当然のことです。特に、子供を抱える母親にとっては重大なことです。
少しでも心配ならば「他のものを購入する」ということを非難できないと思います。
 
市場に出回っている商品は心配ない、ということが徹底されているなら「風評被害」など
起こらないのです。
「政府」「役所」「生産者」「販売業者」を信用出来れば「風評被害」は起こらないのです。
「絶対に安心だ」と言っておいて、後からいろいろ「違う事実」が出てきたりするから心配に
なるのです。
 
筆者がかつて「静岡県知事」が静岡茶の汚染について「絶対に安心だ」「お茶をそのまま食べる
人はいない」などとコメントした時に、これは「まずい」とこのブログで指摘しました。
これだけ調査して大丈夫なのだから「心配いらない」と説明すべき立場なのに、業者寄りの
発言を安易にしたことが間違いだと思ったのです。
 
「風評被害」と同じような場面が「マーケット」と言われる「株式市場」「為替市場」などでは
よく起こっています。
先物市場などで活動している人達は一歩間違えると大きな損失を被ることと、相場が動かない
と儲けもないという性格上、「噂」や「憶測」と言われるものに異常に反応するものです。
 
農業とは全く違うのですが、「米国国債の格付問題」の一連のものですが、欧州債務問題
ないし「ギリシャ」「イタリア」財政問題があります。
この分野で今週大きな問題になっているのが、フランス大手銀行の株価下落です
下記の記事を読んでください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110812-00000777-reu-bus_all
 
この問題の発端はイギリスの新聞がフランスの大手銀行のひとつである「ソシエテ・ジェネラル」
が「危ない」と報道したことです。この新聞は翌日には「あの記事は間違いだった」と発表した
のですが、ギリシャやイタリア国債を大量に所有するフランス大手銀行株が大量に売られた
ものです。
その売りの中には「空売り」と言われる「相場で儲けてやろう」という人達の売りもかなりある
だろうとのことで「空売り禁止」という命令が出たものです。
でも、このような市場では「空売り」は本来違法でもなんでもないんですが。
 日本で始まった米の先物市場も基本的にはこのような市場の性格を持っているのです。
 
 

2011.08.11(木)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 風力発電(環境省)

 
筆者は見逃していたのですが、震災後の4月に環境省が発表した報告によると
「風力発電」で原発を代替できる可能性が大きいと言っています。
http://www.asahi.com/national/update/0421/TKY201104210510.html
 
筆者は原発が止まったら本当に電力不足で「大停電」になるのかとインターネットで
調べていたら環境省の記事が出ていたのです。
 
インターネットでは「電力は不足する」という意見と「原発がなくても代替は可能」という意見が
それぞれたくさん出ています。
筆者がよく言うそれぞれの意見は「利権」があるのか、ないのかで変わってくると思っています。
だから、原発必要派の意見は「利権」がある人なのか? 反原発の人の意見には「感情的」に
なっていないかと注意しながら見ています。
 
この点でいくと、環境省の意見も「省益」をバックに構成しているとも考えられます。
少なくとも「現在の原発利権」には関与していないでしょうから、「将来」の利権構築を省益と
考えている可能性はありますね。
とはいえ、全く根拠のないことを役所は言わないでしょうから、十分検討する必要はあるので
しょうね。
 
経産省などが検討しようと言わないのは「原発利権」からか、それとも「前提条件」が現実
離れしているから相手にしていないのか、知りたいところですね。
これを明らかにするのはマスコミの仕事だと思うのですが。
 
 
 

2011.08.09(火)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 米の先物市場

 
米の先物市場が日本では「72年ぶり」に8月8日から始まったそうです。
これはずいぶん前から検討されてきたので、現在の原発事故に合わせて始まったわけでは
ありません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110808-00000636-san-bus_all
 
しかし、基本的には「先物市場」というのは「小さな材料(出来事)」でも探して、大きく取り扱って
市場に反映させる傾向があります。
外国為替や穀物市場でも素人から見ると「そんなに大きな事柄」でもないことが大きく反応して
相場を上下させています。
相場を取り扱っている人達は「静かな相場」は一番儲けられない状況なのです。
相場を乱高下させて儲けようとするのです。もちろん、大きな損をする人もでてきます。
 
今回の米の先物市場の本来の目的としては「米取引の安定」を促進することだと思います。
思惑による買い占めなどをしなくても、秋に決まった価格で米を確保できるというものなので
しょうが、「先物」を売ったり買ったりできるということは「現物」だけの取引ではなくなります。
これが、相場を生み、乱高下を生むのだと思います。
 
8日は初日としてかなり混乱したようですが、この米の先物市場がどのような役割を果たして
いけるのかはもう少し様子を見なければならないと思います。
 
 
 

2011.08.04(木)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 放射性物質飛散分布 群馬大学早川先生

 
放射性物質の汚染分布図というのを発見しました。
これは群馬大学早川由紀夫教授(火山灰の飛散分布を専門とされている学者)が公的機関から
発表さえれているデータをもとに放射性物質の飛散状況を示したものです。
 
どう見ても福島第一原発を中心とした「同心円」の避難地域とは違うものと言わざるを得ません。
下記のサイトを開いて「拡大」が出来るので、皆様の関心のある地域を見てください。
群馬大学早川由紀夫教授 の火山ブログ
http://gunma.zamurai.jp/pub/2011/26julyJD.jpg
 
この汚染状況が実態だとすると、現在の「牛肉出荷制限」のような「後追い」「泥縄式」の対応で
良いのだろうかとの気持ちになります。
また、行政単位(都道府県や市町村)による管理(規制)は間違っていると思います。
 
群馬大学早川由紀夫教授は「火山灰の飛散」が専門ですから、原子力発電による「利権」とは
無縁の方だと思います。その点だけでもデータの信ぴょう性は上がりますね。
 
一方で、このブログでも何度か取りあげている「食品安全委員会」も、メンバー(座長)のリストを
見るとやはり「原子力発電」の影響を受け易い人はいないように思えます。
 
その「食品安全委員会」から出されているQ&A集がありました。
素人にはわかり難いのですが、客観的(学問的)な資料としては価値あると思いますので
参考になると思います。 
食品安全委員会Q&A
http://www.fsc.go.jp/sonota/emerg/radio_hyoka_qa.pdf
 
筆者も素人なので確定的なコメントは言えないのですが、「原発利権」とは離れている人の
意見や資料を中心に情報を集めるべきであるという姿勢は維持していきたいと思います。