2011.09.22(木)
昨日(21日)は台風15号が日本列島を襲いました。
皆様の地域では大きな影響が出ましたか?
台風15号は昼過ぎに浜松市に上陸したのですが、その後「なんと」秩父市を通過して行きました。
テレビによると「18時頃に秩父市を通過」と言っていました。
確かに14~16時くらいはかなり強い風が吹いたのですが、夕方には風も止み雨も降らなく
なりました。あの時に「台風の目」が秩父市を通過して行ったのだと思います。
何度かこのブログでも報告していますが、秩父地域は自然災害の少ない地域です。
盆地なので風もあまり吹きませんし、雨が降っても荒川は河岸段丘の下の方にあるので
洪水の可能性はほとんどありません。
通常は台風が直撃するということも少ないのです。
昨日も台風が直撃したという割には風もそんなに強いわけではありませんでした。
テレビで見る東京の様子の方が風が強い感じでした。
台風の東側の方が風が強いという言われるので、台風が西側を通過した東京では風が
強かったのでしょうね。
筆者は昨日の午前中は前々から決まっていた商談で横浜に行っていました。
通常は東京周辺に出ると一ヶ所ではなくて、他のお客さんのところも訪問するのですが
昨日は横浜からすぐに秩父に戻りました。
この決断は大正解でした。
秩父に着いたのが午後4時前だったのですが、一時間後には「西武鉄道」は全線で運休
しました。秩父までの運行が再開されたのは23時を過ぎていました。
もう少し遅れていたら、テレビで報道されていた池袋駅で電車を待つ人達の中に筆者も
いたというところでした。
テレビで電車を待っている人が「都市の弱さを痛感しました」と言っていました。
しかし、考え方を変えると、普段の都市が「異常に」長い距離を通勤する「異常に便利」な
場所だということです。
この「普段の都市」は「当たり前の状況」ではなくて、「異常な状況」を鉄道で作りだしている
と考えた方が良いと思います。
「本来」の状態であったら、長い通勤距離は成り立たないのです。