2014.02.20(木)
一部のマスコミでも取り上げられていますが、秩父地域にも「自衛隊」が来てくれて、孤立している
地域の人を救援してくれました。
また、新潟県からは除雪のエクスパートが来てくれて、除雪が進んだとのことです。
筆者も自分の家から公道までの私有地部分や家の前の道の一部などは自分たちで除雪しました。
しかし、国道などの公道は「公の力」(市や県)に頼らざるを得ません。
この「公の力」が、雪国ではない埼玉県(特に秩父地方)では体制が整っていません。
もちろん、雪が降ったら秩父市と契約している民間業者が重機を使って除雪する体制はあるのですが
通常の雪には対応できるとしても、「想定以上」の積雪(今回は秩父で98cm)ではこなしきれない
状況でした。
筆者が住んでいる地域は、まだそんなに山の中ではないので、「電気が来ている限り」は命の
危険は感じませんでしたが、山の中の集落では本当に「命の危険があった」と思われます。
その事態を把握した秩父市長は「自衛隊の災害派遣」を15日(大雪の翌日)には埼玉県に
要請したようです。ところが埼玉県は「必要なし」と断ったとの情報です。
もちろん、単純に「必要なし」の判断したとは思いません。
事実、埼玉県側は「逼迫した危険があるかを判断するための時間」が必要だったと釈明して
いますが、最終的に2日後に埼玉県は自衛隊に支援要請をしたとのことです。
(一部情報ではその後1日掛けてどのように支援してもらうかの相談をしたと)
秩父地方は埼玉県の中心部である「さいたま市」からは遠く離れて、自然環境も全く違うので
さいたま市にいると秩父の実態が分からないということもあるとは思います。
しかし、「判断するのに2日間」というのはどう考えてもおかしいと思います。
危機管理ができているとは思えません。
通常は2時間あればさいたま市から秩父には来られます。
もちろん、当日は大雪で自動車で来るには、もっと時間がかかったでしょう。
でも、秩父には埼玉県の出先機関である「秩父地域振興センター」だってあるはずです。
その職員の方の多くは秩父に住んでいるはずです。
筆者は他人の批判をこのブログでしたくないのですが、今回は筆者自身も少ないながら
「自然の脅威」を感じたので、どうしてもひと言言いたくなりました。
それにしても、新潟県の人が除雪に来てくれたという話は感動的です。
新潟県知事はりっぱ。