2008.12.17(水)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景 その5

壁と天井がパネルで出来上がると、後は「床」を作らなければなりません。
衛生的な床にするためには食品工場で良く使われる「エポキシ」という塗料を塗ります。
新たしい工場(植物工場)の床は「必要な配管・排水設備」を床の表面の下に予め設置しておく必要があります。
次の写真を見てください。
pipeline.jpg  
床の中に埋まってしまう配管はたくさんあります。
いま設置しているのは植物を育てるために必要な栄養分を含んだ
「養液」を送るための配管です。
太いものでは10cm位の直径のものもあります。
職人さんが図面に基づいて設置していきます。これも空調設備と同じで完成すると見えなくなります。
職人さん、ありがとう。
 
工場というのはどこでも同じでしょうが完成してしまうと見えなくなるものがたくさんあります。縁の下ないしは屋根裏の力持ちですね。
 
 
 
 

2008.12.16(火)

未来の野菜は 埼玉県秩父市から その4

前回の記事で「秩父のランドマーク」のひとつは「武甲山」だと説明しました。
この武甲山に雪が積もりました。
秩父の市内は雨だったのですが、高い山のほうは雪だったようです。
bukosnowed.JPG


頂上の方は雲がかかっていいますが雪が積もっているのはお分かり頂けると思います。
東京が雨でも秩父は雪になり、秩父市内が雨でも高い山は雪が降るということが良くあります。
それでも秩父市内に雪が積もるのは年に2~3回です。それも翌日にはほとんどとけてしまうようなものです。
 
 
 
 
秩父は池袋から特急に乗れば1時間20分で着くところですから「雪国」ではありません。
東京よりもかなり寒いことは間違いありません。
 
 
 

 

2008.12.15(月)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景その4

既存の工場の中にできる「新しい工場」の壁・天井が出来てきました。
食品工場や冷蔵倉庫のものと同じようなものですね。 衛生的に保てるように工夫された材質です。
panelfinished.JPG
 
壁も天井も床に置いてある照明で光っていますね。
それでもクリーム色の壁と天井がお分かり頂けると思います。
床はまだ既存の工場の床です。また、後で説明しますが床の中に入る養液用配管も既に設置されています。
 
 
 
 
coaking.jpg  
壁や天井に使われているパネルは90cm幅のものを何枚も合わせていくのでつなぎ目ができます。
その部分は「コーキング」と呼ばれる接着剤のようなもので固定されます。
ちょっと色の濃い部分が「T字型」になっていますね。それがコーキングです。
 
 
 
 
door.jpg  
壁で囲われた部屋と言っても出入口は必要です。
簡単なドアじゃないですよ。
虫が入らないのはもちろん温度を一定に保つための部屋ですから非常に密閉度の高い構造になっています。
家庭用冷蔵庫のドアの大きなものを想像してください。実はこのドアの値段は驚くほど高かったんですよ。 トホホ

2008.12.14(日)

未来の野菜は 埼玉県秩父市 で その3

昨日の写真で荒川の上流に位置する秩父市の町並を見て貰いましたが、あまり高い建物が見当たらなかったと思います。
秩父市内でも5階建以上のものはあまりありません。 市役所、地場産業センター それと矢尾百貨店
でしょうか?(思いつくのはそれだけですが他にあったら教えてください)
だからランドマークと言えば「武甲山」と「秩父公園橋」だと思います。
mtbuko.JPG  
地元の高校の校歌にも歌われているシンボルです。
セメント産業に身を売って秩父のために頑張ってくれています。
 
 
 
 
 
 
koenbridge.JPG  
荒川に架かる橋の中で一番大きなもので、楽器のハープの形をしています。
秩父市は荒川でできた河岸段丘なので水は普段はるか下の方を流れています。
大雨が降ると水量が増しますが市内まで溢れる可能性はありません。
 
 
 
 
台風や地震も少ないので普段はのんびりとした地域です。それでも雷はよく鳴ります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2008.12.13(土)

未来の野菜は 埼玉県秩父市 で その2

前回は「埼玉県秩父市」の風景として小高い山の上から見た「朝日に光る霧」という写真でしたが
秩父市というのは「ほとんど人の住んでいない山」なのかと思われた人も居たようですね。
それで今回は町並みが写っているいるものを紹介します。
cityview#1.JPG
 
ちょっとピンとが合っていませんかね。たぶん、カメラが悪いのです。
多くの人がご存じないのですが荒川は秩父を源としています。
手前にある荒川を下っていくと東京に着きます
 
 
 
 
 
秩父市は人口7万人です。秩父郡を合わせると11万人と言われています。
前回ご説明したように「埼玉県の面積の3分の1」が秩父ですから、人口密度はすごいでしょう。
首都圏の水源を守る「防人」と言っている人もいます。
それでも300年以上前は「絹と織物」の町として栄えていたそうで、今でも「秩父夜祭」として
その文化は受け継がれています。