2021.08.24(火)

秩父地方の稲作

筆者の住んでいる「埼玉県秩父地方」では稲作はあまり盛んではありませんが、犬の散歩をする地域は秩父では数少ない田んぼの地域です。

8月22日に撮影した「稲穂」

「実ほど頭を垂れる稲穂かな」という句があります。上の写真はまだまだこれから成長しなければならないのでしょうが、少しづつ「頭を垂れて」います。

知り合いの農家の人に聞いたところ先日来の長雨で若干収穫が遅れているが、今のところ「順調な生育状況」だとのことでした。収穫は9月末になるだろうと。

豊作になることを願っています。

2020.07.24(金)

6月下旬~7月中旬までの日照時間 

関東地方の最近の日照時間がかなり少ないとの報道がありました。

「前線や湿った空気の影響で、関東甲信越では先月下旬から日照時間が少なく、平年     の5割程度となっています。
この状態は今後10日ほど続く見込みで、気象庁は農作物の管理などに十分注意す るよう呼びかけています。」

筆者自身も「ほとんど1日中晴れの日がない」という感覚です。

私たちは植物工場なので露地生産の農作物の状況が日々分かるわけではないのですが

やはり影響があるようです。

「日照時間が短く」「雨が多く」そして「雨が上がると高温」になるというのは

特に「葉物」には悪いようです。

やはり、農産物の生産には「平年並」が一番良いのだと思います。

2012.08.28(火)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 日本の航空行政

 
久々の筆者独断と偏見シリーズです。
日本航空の株式再状況に「自民党」「全日空」が文句を言っています。
ちょっとだけ付き合ってください。
 
まずは下記のサイトを読んで頂けると筆者の言いたいことの多くが含まれています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120810-00000002-toyo-bus_all
 
ポイントは次の通りです。
1.日本航空は法に定めれた「破産」手続きによって、通常の会社では「簡単」には得られない
  処遇を受けています。しかし、それだけで今回の「急回復」が行われたわけではない。
  今までの日本航空では考えられないような「人員整理」「待遇低下」「年金削減」を
  行ったし、政治的な圧力による地方空港路線維持体制を「改善」できた。
2.航空行政は「過去の対応」を議論するのではなく、「未来」志向でいかなければならない。
  日本航空の足を引っ張る行政(地方路線の維持や繰越欠損の見直し)ではなくて、全日空
  を含めて更に競争力を得られるような「体制」を取るべきである。
3.地方路線を維持したいなら「民間企業」が採算取れるように「支援」するべきであり、政治的
  行政的な圧力で地方空港への路線を維持させるのは「昔来た道」である。
 
自民党は民主党のやったこと(日本航空の倒産及び支援)の批判をするために日本航空の
再上場にいちゃもんをつけるし、マスコミは日本航空の「二次破たん」を盛んに指摘していた
のに「全く違う状況」になったので「アラ探し」をしている。
利権を握っている国土交通省もまたまたチャンスと動き始めている。
これに便乗した全日空が日本航空批判しているという構図ですね。
 
こういう利権に群がる連中が動くというのは他の業界にもたくさんある話のようです。
「政治屋」と「シロアリ官僚」が大きな顔をして動いている日本は変わらなければならないと
思います。
(注:官僚には頭脳明晰で本当に日本の状況を考えている人がたくさんいるということは
   筆者は体験的に分かっています。尊敬できる人もたくさんいます。
   しかし、政治家についてはあえてコメントしません。)
 
先週末の日経新聞の記事に「全日空はコスト削減で年間1000億円増益を目指す」と
書いてありました。パイロットの給与は全日空が年間で500万円日本航空より高いそうです。
これを読むと現在の利益の差は「全日空のコスト高」ということではありませんか。
 
今回は本当に「独断と偏見」でした。もうこれでこのシリーズは終わりにしたいと思います。
 
 
 

2012.07.23(月)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 大成建設植物工場?

 
筆者の「独断と偏見」シリーズです。
このブログで「外野が賑やかな植物工場」という内容のコメントをしたことがあります。
今回もこれと同じような内容です。
 
昨日(7月22日)の日本経済新聞に次のような見出しの記事がありました。
 
「植物工場に本格参入 大成建設 薄型照明で省エネ栽培」
 
筆者は「これは一大事」と記事の詳細を読みました。
 
概要は次のようなものです。(インターネットを見ても該当する記事が見当たらない)
1.大成建設が植物工場に本格参入する。
2.薄型の発行ダイオード(LED)照明を使用する。
3.自動車内装材の旭コルク工業に「栽培面積100㎡」のユニットを納入した。
4.総工費は3千万円で「商用利用」としては初の受注である。
5.2012年度の売上目標は五億円を目指す。
6.売値200のリーフレタスで、原価を10~15円抑えられる。
7.消費電力が少ない点を売りものに販売増を目指す。
 
ちょっと植物工場に興味のある人であれば、この記事にいろいろと疑問が涌くと思います。
1.マスコミでは「大成建設」はとっくに植物工場市場に参入していると言っていたはず。
2.栽培面積が100㎡で、本当に「商用利用」できる規模なの?
3.日産能力は示されていない(これも不思議)けれど、100㎡で3千万円もするの?
4.200円のうち10円~15円ってわずかに「5~7%」じゃないか?
 
今までの日本経済新聞を読んでいれば「植物工場メーカーでは大成建設は大手のひとつ」
(言葉が非常に柔らかく、誤解を恐れずに言えば、日経の読者は大成建設が最先端)と考え
てもおかしくないと筆者は思います。
今更になって、「商用利用として初の受注」も驚きますが、「100㎡の栽培設備で商用利用」
というのも首をひねります。記事を書くための「基準」がいろいろありそうです。
 
筆者は自宅でも「日本経済新聞」を定期購読しているロイヤル読者ですが、どうも首をひねる
ことが最近多いような気がします。
日本の航空業界についてもかなり偏っている感じがします。
 
 

2012.07.12(木)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 植物工場をめぐる状況その5

 
その4で少し触れた「販売方法」について述べたいと思います。
 
植物工場の生産物を「自社」で使えれば、売れ残りを心配する必要がないので一番安全です。
例えば、惣菜メーカーが自社で植物工場を運営して、自社の惣菜の原料に使うのが典型です。
惣菜工場と同じ場所にあれば「輸送費」も全く掛かりません。
 
上記のような「自家消費」を別にすると、通常は他社に販売することになります。
この場合に「生産コスト」が通常の農産物に比べて高い植物工場の生産物は「付加価値」を
認めて貰って「高い価格」で買ってもらう必要があります。
 
ここでいう「付加価値」とは、私たちの会社で言えば「AAA」です。
「無農薬」「低細菌」「低硝酸」です。
これに加えて「歩留まりの高さ」「保存性の良さ」があります。
 
上記の付加価値を理解してくれる人は「値段も決して高くないよね」と言ってくれています。
会社が始まった時から使ってくれている(3年半)ホテルのレストランのシェフは「最初は
高いと思ったけど、使っているうちに歩留まりや使い勝手の良さを考えると高いと思わなく
なった」という、筆者としては涙が出るようなコメントをしてくれます。
 
レストランの厨房でも「人件費」を削ろうと、働く人の人数を減らしています。
少ない人数の中で、レタスを「洗い」「異物の有無の確認」「水切り」「カット」などに人手を
割くのは大変なことです。
この人件費の削減を考慮すると「植物工場の野菜」は高くないという話になります。
 
「歩留まり」が高いというのも、大きなメリットです。
露地のレタスを厳密に選別していくと、旬の時期でも「60~65%」しか使えません。
季節外れの時期で品質が悪い時には「35%」程度しか使えないということもあります。
私たちのレタスなら「95%以上」の歩留まりがあるので、値段が2倍でも十分対抗できると
いうことです。
 
「無農薬」をアピールして、「低硝酸」で「エグミのない」おいしいレタスということで更にお客様に
喜んで頂けるということが営業の喜びですね。