2009.02.11(水)

秩父良いとこ一度はおいで 浅間山火山灰

 
ちょっと前(2月1日)のことになりますが、浅間山が爆発しましたね。
爆発自体は小規模でしたが、火山灰が東京・神奈川を始め千葉県まで到達したと
テレビで報道されていました。
実は、秩父にも大量に降りました。テレビニュースでは火山灰が流れたルートを関東地方
の地図で示していますが、しっかりと秩父を通っているのです。
 
筆者は月曜日の朝に会社から西武秩父駅まで車を走らせたのです。
会社の車(屋外の駐車場に止めてある)を乗り出す前に、「何でこんなにフロントガラスにほこりが
溜まっているのだろう」(筆者は朝のテレビを見ていなかったので浅間山の噴火を知らなかった)と
不思議に思いました。乗り出して舗装道路を走っている時にバックミラーから見える道路にも
異常な量のほこりが舞い立っていたのを記憶しています。
 
今でも車に白い火山灰が乗っているのをみます。筆者の家族は犬の散歩の際にトラックが舞い
あげた火山灰で喉が痛くなったと言ってます。
それでも、テレビでは全く報道されません。
やはり、過疎地ではそれだけの報道価値がないのでしょうね。
(新聞の地方面では少し報道されました)
 
秩父の位置から見ると浅間山は非常に近くて直線なら50kmくらいしかないと思います。
だから、風向きでまともに降ったのでしょうね。
 

2009.02.10(火)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景 パネル

 
栽培棚の工事もいよいよ最終段階です。
私たちの栽培設備では植物は「パネル」と呼ばれる発砲スチロールの板に穴の開いたもので
育てます。穴の部分にスポンジ状のものを詰めてそこに種を播くのです。
palletzaiko.jpg
 
この写真がパネルですね。
いっぱい穴が開いている
でしょう。
いくつか種類があるので
穴の数も変わってきます。
 
 
 
palletsetting.jpg
 
手前の方の白いのが
パネルです。
工事中なので何枚かを
試験的に置きました。
実際には隙間なく
置いていきます。

2009.02.09(月)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景 エアシャワー

植物工場を紹介する時に、時々「無菌室で栽培」などと言っていることがあります。
それは「ウソ」です。
多分、植物工場の人はそんなことは言ってないのでしょうが、記者の方が理解不足か意図的に
言い換えているのだと思います。(その方が読者や視聴者に受けるないしは分かりやすいので)
実際に「無菌室」なんてできませんよ。
また、「クリーンルーム」で栽培していると報道されることもあります。
これは「ウソではありません」が、ちょっと誤解を与える可能性があります。
クリーンルームでも「レベル」はいろいろです。一般にはNASA(あの米国宇宙局)のいくつという
基準で表します。菌を非常に少ない状態まで持っていって、非常に繊細な作業をする場合も
あります。「NASAの100」なんてすごいレベルです。「1000」でも大したものです。
その点では多分どこの植物工場もそんなレベルではありません。
それでも「クリーンルーム」で栽培していますなんて言って、白いつなぎにマスクをした人が出てくると
すごいレベルなのだと一般の人は思うでしょうね。ある意味では意図的に誤解させています。
私たちはそんなレベルではありませんが、なるべく「ほこりや細菌」を持ち込まないうように注意して
います。
手は栽培室に入る前と入ってからと2回洗います。専用のつなぎとマスク・帽子も付けます。
そして、栽培室に入る前にはエアシャワーを通ります。入口は一ヶ所なのでエアシャワーを通らない
と栽培室には入れません。
airshawer.jpg

エアシャワーとしてはそんなに
高級品ではありません。
それでも、ここを通ることで
従業員の意識が全く変わり
ます。

2009.02.08(日)

秩父良いとこ一度はおいで 冬の幻想的風景

 
久々に秩父の案内をします。ちょっと幻想的な写真が撮れたので。
秩父は盆地です。どの方向にも山があります。
山がないのは「荒川」に沿った部分だけです。昔は荒川沿いに秩父盆地から脱出するのが
一番楽だったのでしょう。
秩父盆地の中にも小高い丘が数々あります。その一つの丘の上に私たちの工場もあります。
工場から見えた景色です。
hikuikumo.jpg
 
この山はそんなに
高いものではありません。
それでも雲が低く
立ち込めているでしょう。
なんとも幻想的な風景
秩父は良いですよ。
 

2009.02.07(土)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景 アラーム

 
完全制御型ですから、栽培設備は機械でコントロールします。
機械ですから設定通りに動かない可能性もあります。
「蛍光灯が消えてしまう」「養液が供給されなくなる」などだって起こらない前提でシステムを作る
わけにはいきません。
そのために、いろいろな検知器が組み込まれています。それぞれの検知器が分担された事項を
自動的にチェックしているのです。
そして異常が発生した時には「異常信号」を出します。
それを取りまとめて決められた対応を指示する機器が下の写真です。
alarmsystem.jpg
 
機器自体はあるメーカーの
市販品ですが、そのプログラム
が企業秘密でしょうかね。
筆者にはよく分かりませんが。
(下の緑のテープは工事中の
  目印で現在はありません)