2009.02.06(金)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景 栽培棚 遮光シート

 
何度も言いますが、私たちの栽培施設は「完全制御型」です。
光源は「蛍光灯」を使っています。それでも、24時間光を当てているわけではありません。
野菜にも「昼と夜」を作ってあげるのです。
夜と言っても一斉に栽培室が夜になるわけではありません。ラインごとに昼間だったり、夜
だったりします。
その場合、野菜が寝ようとしているのに隣が昼間では明るくて寝られないでしょう。
そのために、「遮光カーテン」をつけているのです。
sheetonsaibaitana.jpg
 
これは設置作業の途中です。
こんな「だらしなく」つるさない
ですよ。
これからキチンと巻きます。
 
 
 
handleforsheet.jpg
 
遮光シートを巻きますが
それを巻いたり、下ろしたり
しなければなりません。
その際に使うハンドルです。
これも設置準備のために
床に置いてある状態です。
 
 
遮光シートがきちんと設置された状態の写真は後ほど報告します。
 
 
 

2009.02.05(木)

未来の野菜を作る 無農薬レタス 栽培風景 実験場

 
私たちの栽培設備はまだ建設途中ですが、一緒に研究開発をしている会社の設備を借りてサンプル
生産や実験を開始しています。
その実験場から「蛍光灯のよる栽培風景」の写真が届きました。
lettuceonlabo.jpg
 
写真の上の部分に蛍光灯が
見えますね。
かなり大きくなっているので
大きなひとつの葉っぱの群れ
のようですが、いくつもの株に
分かれているのですよ。
 
実はこの実験場では LED の研究もしているんですよ。
私たちの栽培施設が完成したら、これらの実験も「秩父」に移します。
LED の研究は「ある国立大学」と一緒のやっています。技術志向でしょう。
 

2009.02.04(水)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景 エアコン ソックダクト設置

 
 私たちの栽培施設は「完全制御型」(何度も言ってしつこいでしょうが、これがポイントなので)
なので「温度コントロール」もしています。
特にレタスは「冷涼な気候」で育つものなので温度管理は重要です。
 
蛍光灯の熱で温度が高くなりやすい栽培室内は年中エアコンで冷房せざるを得ません。
また、エアコンからの冷風を直接当てると冷風が当たっている部分と当たらない部分との差が
でます。直接当たっている部分は寒すぎるし、当たらないところは暑くなりすぎます。
それを防ぐようにソックダクトというものを使います。
 
sockductready.jpg
 
中央の水色のものが
ソックダクトです。
とりあえず設置しただけ
なので「ぶら下がって」
います。
冷風が通ると膨らみます。
 
 
sockducton.jpg
 
ソックダクトが取り付けられて
いる部分です。
皆さん、覚えていますか?
かつて、この形覚えておいて
くださいねと言いましたね。
あの部分にソックダクトが
付けられたのです。
 
エアコンが動き出すとこのソックダクトが膨らんで、その細かい目から冷風がにじみだしてくる
んですね。「やさいしい冷風」が部屋中に行き渡るようになっています。
もちろん、ほこりなどはソックダクトの目を通らないので部屋に広がらないですね。
食品工場などでは使われています。
 

2009.02.03(火)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景 栽培棚 全体像

 
ここ何回か細かい作業を報告していたので「全体がどうなっているのかな?」という人もいると
思います。それでは全体像を少しだけ。
saibaitanafinished.jpg
 
栽培棚の骨組はこうなって
いましたね。
ジャングルジムみたいだと
言ったのを覚えていますか?
 
 
 
saibaitanabed.jpg
 
骨組に噴霧槽が付き、
蛍光灯が付きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
こんな栽培棚が商業生産用に6ライン、そして私たちの自慢である「試験ライン」がひとつあります。
技術志向の会社としては不可欠ですね。
 

2009.02.02(月)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景 炭酸ガス供給 ボンベ設置場所

 
植物って「光合成」をするというのは皆さん知ってますよね。
呼吸の逆のですね。「炭酸ガス」を吸って、「酸素」を出すんですね。
もちろん、植物も呼吸をするんですが光があたっているときは光合成の方が大きい作用のようです。
 
何しろ「完全制御型」で外界と隔離されているところで光合成をするのですから炭酸ガスを供給
してやった方が良いようです。
そのために、炭酸ガスを特別に「供給」する設備もあります。
co2supplystation.jpg
 
圧縮された炭酸ガスを
ボンベで持ってきて
室内に供給します。
この写真はボンベを
置くところです。
 
 
 
co2bulb.jpg
 
上の写真の緑の枠の
上にちょこんと乗っている
金色の部分の拡大です。
この部分にボンベを
つなぎます。
 
 
 
炭酸ガスを人工的に供給するので万が一でも供給オーバーになったら困ります。
そのために、炭酸ガスの濃度を自動的にチェックしています。ある基準をオーバーしたら、自動的に
「強制排気」をするシステムも完備しています。安全な職場ですね。