2010.07.14(水)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 変電設備と冷蔵庫

 
前回に続いて建物の外にある設備をご紹介します。
「変電設備」と「冷蔵庫」です。
 
私たちの栽培設備は「完全閉鎖型噴霧水耕栽培」です。
太陽光を使わない代わりに「蛍光灯」の光をレタスにあてます。
また、気温をコントロールするために「エアコン」を使います。
そのために電気を使っていますが、多くの工場でも同じようにいわゆる「高圧電力」を東京電力から
購入して「変圧」(100ボルトや200ボルト)して使用しています。
その変圧するための設備が変電設備です。通常は「キュービクル」と呼ばれています。
henatuki 1.jpg
 
これが
キュービクルです
こんな設備を
いろいろなところで
見たことが
あるでしょう?
 
 
henatuki 2.jpg
 
一部をアップすると
「変電設備」
「高圧受電盤」という
表示があります
 
 
 
このキュービクルはちょっと大きな施設には良くあります。
筆者が良く行く市営プールにも駐車場の隅にあります。注意してみるといろいろな所にありますよ。
 
もうひとつの設備は「冷蔵庫」です。
収穫したレタスを「仮保管」するためのものなので小さなものですが。
reizousouko1.jpg
 
クール宅急便が取りに
車での間などに
保管します
 
 
 
 
建物の外にもいろいろな設備があるということをご説明しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010.07.13(火)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 室外設備 エアコン・CO2

 
私たちの設備で室外にあるものを紹介したいと思います。
いくつかあるので2回に分けたいと思います。
 
まず、第一回は「エアコン室外機」と「二酸化炭素のボンベ」です。
 
エアコンについては当然ですが、室外機と室内機があります。
室内機は栽培室の屋根裏に入っているので見られません。
室外機はその名の通り室外にあります。
airconsitugaiki.jpg
 
4台の室外機が
並んでいます
かなりの出力が
あるのですが
最近のものは
小型になっています
 
二酸化炭素のボンベはエアコン室外機の近くに並んでいます。
栽培室内の二酸化炭素を通常よりも少し高めにするためです。
光合成を促進する目的ですね。
あまり高くなりすぎると人間に影響があるのでコントローラーと自動排気装置がついています。
CO2silinders.jpg
 
室外にボンベが
10本並んでいます
コントローラーや
自動排気装置は
室内です
 
 
 
次回は「電源設備」と「冷蔵庫」をご紹介します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010.07.12(月)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 農業用ハウス用エアコン

 
先週、農業用温室(ハウス)用に導入された「エアコン」を見る機会がありました。
 
通常のハウスは冬の時期に重油を燃やす「暖房用」の加温機が装備されていて、夏は上部や
横の部分を開放して気温を下げるという構造です。
このため、夏の時期は十分に温度コントロールは出来ないというのが実態です。
また、熱源の観点からすると重油を燃やすので電力会社からすると全く市場になっていません
でした。
 
上記のような状況から「エアコン」をハウスで導入するということはかなりの変化です。
夏の時期にどれだけ効率的に温度をコントロールできるかという基本的問題はありますが
温度を下げようという試みであり、また電気を使うということから電力会社にとっては未開拓の市場
への進出です。画期的な試みと言って良いと思います。
 
筆者自身は初めて見て、それも何も事前情報なしだったのであまりコメントできませんので
写真だけ紹介します。
airconditioner for greenhouse1.jpg
 
これは室外機
です
実は室外機も
室内機も同じ
構造のようです
 
 
 
 
 
airconditioner for greenhouse2.jpg
 
農業用と
明示して
あります
 
 
 
 
 

2010.07.07(水)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 収穫前の様子

 
ブログを読んでくれている方から「成長の様子」が分かるように説明してほしいという話が
ありました。
実は以前「東京MXテレビ」の「ガリレオチャンネル」という番組で播種から収穫までを
ずっと定点観測して早送りしたプログラムがありました。
そうすると日々大きくなっていくのが2分くらいで見られるのです。
 
そういう仕組みは分かっているのですがブログ用には写真で報告させて頂きます。
リーフレタスを収穫する際に「パネルの上(レタスの葉がある)」と「パネルの下(根がある)」を
ご紹介します。
leaf on pallet.jpg
 
パネルの上には
たわわに成長した
レタスの葉が
いっぱいです
 
 
 
leaflettuce ne.jpg
 
パネルの下には
根があります
根も白くて
きれいですね
うまく作らないと
根が黒っぽくなる
場合があります
 
これから何回か生産の途中も含めて写真で紹介していきます。
 

2010.07.03(土)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 玉川大学植物工場

 
7月1日(木)に玉川大学にある植物工場の研究施設を見学してきました。
小田急線の玉川学園前という駅でおります。
駅を降りるとすぐに大学という場所にありながら緑あふれるキャンパスという恵まれた環境です。
筆者は始めて玉川大学に行きましたが、東京にある大学でこれだけ緑が多いところは知りません
でした。
 
そのキャンパスの中に「Future Sci Tech Lab」という施設の中にLEDを植物工場に使うための
研究施設があります。
上の横文字は学長の造語ということでしたが、「未来科学技術研究所」くらいの意味でしょうか。
施設の説明は下記のサイトを見て貰うと良く分かります。
素晴らしい設備だと思います。
http://www.tamagawa.jp/research/fsl/index.html
 
渡辺博之教授が説明してくれました。
筆者個人は LED を植物工場に使うのは「まだまだ難しい」と考えていますが、このような研究を
進めていけば近い将来に「技術的」には十分使えるものが出てくるのでしょうね。
そして、コストの問題が残るのでしょうが、これも量産化していけばかなり下がってくるでしょうね。
 
学術的な研究をしている大学なので説明を聞いていると「すばらしい」という感動すら感じます。
また、玉川大学の設備は政府の補助金が入っていないそうなので、大学当局の見識と渡辺教授の
熱意がこの設備を作らせたと感心した次第です。