2010.12.01(水)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 什器・備品その2

 
今回は播種(種まき)する際に使う「ウレタン」を入れるボックスとウレタンに付けられた苗・株などを
埋め込むパレットをご紹介します。
 
まずは、播種の時に使うウレタンを入れるボックスです。
hashuyou box.jpg
 
このボックスに
種を置いた
ウレタンが
載せられます
 
上のボックスで育てられた苗がウレタンと一緒に次のパネルに埋め込まれます。
panel.jpg
 
小さい苗なので
一つのパネルに
たくさん植えられ
ますね
 
 
 
苗がどんどん大きくなると密集しすぎるので、もっと穴の間隔の開いたパネルに植え替えられます。
これらを「移植」(仮植と定植)と呼んでいます。 
 

2010.11.25(木)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 備品類その1 

 
いろいろと植物工場にかかわる設備・作業を説明してきましたが、今回から何度か小さな備品類
を紹介していきたいと思います。
主要な設備(栽培棚・養液管理など)は他の植物工場でも写真等で見かけるとは思いますが
備品類を見る機会は少ないと思います。
 
まずは「収穫用のハサミ」です。
hasami.jpg
 
2種類あります
下のハサミは
ちょっと変わってる
でしょう
 
 
 
次は収穫したものを包装するまで仮保管する入れ物です。バンジュー(番重)と呼ばれています。
shuukaku banjyuu.jpg
 
収穫物を
入れていますね
黄色の箱です
 
 
 
 
banjyuu shuunou.jpg
 
バンジューは
毎日作業終了後に
洗浄して
このように乾燥させます
 
 
 
この他にも備品はたくさんあるので順次紹介していきます。
 

2010.11.18(木)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 分析

 
前回の報告で「栽培過程」におけるデータ管理を紹介しました。
それに加えて、生産品の分析も行っています。
 
生産品の分析では「一般生菌数(雑菌)」「硝酸塩」「大腸菌」「黄色ブドウ球菌」などを
行っています。
通常は「自社分析」ですが、定期的に「外部の分析機関」にもお願いしています。
 
自社分析はペトロフィルム法という分析方法です。
bunnseki 3.jpg
 
こんな感じの
場所で
準備します
 
 
 
 
kouonsitu.jpg
 
恒温室です
これで細菌が
繁殖し易い
状態にして
培養します
 
 
 
自社の分析に加えて外部にも分析依頼をします。
これは年に何回という頻度ですが念のために「大腸菌」「黄色ブドウ球菌」も対象にしています。
gaibu bunseki.jpg
 
結果報告書ですね
小さくて読みにくいと
思いますが。
 
 
 
 
 
 
 
分析もデータとして管理されています。 
 

2010.11.17(水)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス データ管理

 
私たちの栽培ではデータ管理も重要な要素です。
従来型の農業では「農薬管理」が中心でしたが、農薬を全く使っていない代わりに「肥料としての
養液管理」「温度」「栽培履歴」などいろいろなデータを収集して管理しています。
 
今日収穫したものは「いつ播種して」「いつ仮植して」「いつ定植して」「いつ低硝酸化ラインに
移したか」の全てを記録しています。これが「栽培履歴」ですね。
 
正直この管理をしていくのは膨大な作業になります。
それでもこれをしておかないと700枚以上のパレットの管理ができなくなります。
また、養液の状態や温度などは毎日測定しておかないと生育状況に影響があります。
これも記録しておきます。
datanyuryoku1.jpg
 
毎日夕方に
コンピュータ入力
します
 
 
 
 
 
 
 
栽培室の管理のためと、栽培履歴を残しておくために毎日データ管理をしているのです。
 

2010.11.01(月)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス エアーシャワー

 
今回はエアシャワーをご紹介します。
前にも一度紹介したことがありますが、私たちの栽培室に入るには「専用の服」に着替え、
マスクに帽子をかぶってからエアシャワーを浴びなければなりません。
 
「低細菌」を維持するためにと解釈される方もいらっしゃいますが、必ずしもそうではありません。
エアシャワーは「異物混入」を防ぐためのものです。
専用の服と言ってもホコリが付いている可能性もあるし、髪の毛が付いている場合もあります。
そのために空気を吹き付けて除去するのです。
airshower.jpg
 
右側に見えている
銀色の部分から
空気が噴射されます
 
 
 
 
airshowerinoperation.jpg
 
もっと高級なものなら
四方八方から噴射され
ますが
私たちのものでは
人間が回ります
 
 
 
低細菌を維持するためには、「手洗い」「手袋」「殺菌」などいろいろな手法を使って維持に努めます。
この辺は他にもいろいろあってノウハウですね。