2008.12.31(水)

秩父良いとこ一度はおいで 消防団

shobodan.JPG  
この建物は何かわかりますか?
本当は建物の中にある「自動車」を
写せば良いのですが。
 
 
 
 
 
答えは「消防団の詰所」です。「消防団」ってわかりますか?
昔は都会にもあったのでしょうが、最近はかなり少なくなっているようです。
職業として「消防」をしているのは「消防署」「消防士」ですが、消防団は地域の
ボランティアで構成されている「消防隊」です。
秩父にはまだまだ「消防団」が立派に活躍しています。
都会で消防団活動がなくなったところの人は、プロの「消防署」がない地域に
消防団があると思うかもしれませんが。
秩父にもプロの消防士さんや消防署もあります。それでも「消防団」は立派に
活動を続けています。
時々、ボケた政治家や年取った経済人が「日本の若者は訓練されていない。
韓国などは徴兵制で全員が軍隊で鍛えられるからしっかりしている。」などと
言っています。
「これちょっと違うよな」と思っている筆者でも、ある程度の規律と訓練は
ある時期に受けると良いと思っています。
学校の運動部でもいいし、地域の少年スポーツ活動でもいいのです。
その中で「消防団」はその回答のひとつのようです。
地域の若者が消防団に入り、先輩から消防訓練を受けたり、時々は
お酒を飲みながら人生を学ぶなどというチャンスなのです。
筆者は地元の高校を出てすぐに東京へ行ってから35年戻って来なかった
ので消防団に入るチャンスはなかったけど多少うらやましい。
これから年末には、毎晩「火の用心」を地域の人に心がけるように消防車で
回ってくれます。
これこそ、本当にありがたいボランティです。消防団のみなさん、ありがとう。
 
 
 

2008.12.26(金)

秩父良いとこ一度はおいで クリスマスライト

 
最近は日本でもクリスマスライト(イルミネーションなどと言っていますか?)を普通の家でも飾る
ようになりましたね。秩父でもかなり手の込んだライトをつけているところがあります。
また、町おこしの一環として企業がクリスマスライトをつけているところもあります。
今は合併して秩父市になってしまいましたが、かつての荒川村の商工会の人たちが毎年頑張って
クリスマスライトを飾っています。 国道140号線沿いにたくさんのライトが賑やかに飾られています。
chritmaslights.jpg その一つですが、かなり手が込んでいるでしょう。トナカイが2頭もいます。
この会社は去年もかなり手の込んだものを飾ったと聞いています。
渋谷や表参道のようにはいきませんが、秩父の心意気で頑張っています。

2008.12.24(水)

秩父良いとこ一度はおいで 農協直売所

 
秩父はかつて「桑畑」が多かったと言いましたが、その桑畑も非常に少なくなって農家では野菜を作るところが増えました。
筆者が東京に住んでいたころは「秩父は耕作放棄地ばかりで農業はダメだ」と思っていましたが、35年ぶりに戻って近くにある「農協直売所」に行って少し考え方が変わりました。
直売所自体は日本中あちこちで見られるようになりましたから、イメージはお分かりだと思います。
 
chokubai.JPG  
JAちちぶの直売所ですね。
表からみると小さそうですが中は広いですよ。
 
 
 
 
 
 
直売所の農産品は一般的に「安くて新鮮」です。スーパーとは違って「旬」のものが並んでいます。
言葉を換えるとそれぞれの産品が「旬=盛り」の時にしかないので、おいしかったからもう一度買いに行こうとしても次にはないということが多いのです。
筆者が感心したのは「値段」ではありません。
従来の野菜の種類以外にいろいろな新しい野菜が地元で作られているということです。
「モロヘイヤ」「ヤーコン」など名前は知っているけど、秩父で作っているの? というものがたくさんあります。
秩父の農家もいろいろ工夫しているんだなあと感心した次第です。

2008.12.22(月)

秩父良いとこ一度はおいで 文化・経済の中心

 
今は日本中が「東京」中心です。大阪だって、名古屋だって「東京中心の日本」にあるいち地方都市になってしまっています。
(大阪、名古屋の人には異論がたくさんあると思います)
昔は(どのくらい昔かという学問的な質問はしないでください)鉄道や道路もあまり発達していなかったし、テレビの全国放送も今ほど発達していなかった。
そのため、各地方にそれぞれその地方の「文化・経済の中心」がありました。
江戸時代の藩の数だけ考えても「江戸時代末期に276藩」あったというのですから、少なくともそれだけの文化・経済(本来は政治)の中心が日本中にあったということです。
文化・経済の中心ならばもっと多かったでしょう。各地域、地域に中心があったのです。
秩父もそのひとつです。「秩父銘仙」と呼ばれる織物があり多くの人と金が集まっていた。人が集まり市が立ち、お金が動く。その中で他とはちょっと違う文化もできる。
秩父音頭の歌詞に「おらが方じゃこーうだよ。おっかしけりゃお笑いな」というのがあります。ある意味では「開き直り」ですが、かなりの自信家だと思います。
秩父文化の究極が「秩父夜祭」なのでしょう。冬の12月に「盛大な花火」を上げます。
秩父人は「冬に花火をあげるのは当たり前」だと思っていますが、実は世間では花火は夏の風物詩です。「おらが方じゃこーうだよ」ですね。
秩父夜祭は「養蚕農家」が一年の仕事を終えて時間ができてから行われるのです。「秋子(あきご)しもうて麦蒔き終えて、秩父夜祭待つばかり」です。
今年の秩父夜祭(秩父人は単に「おまつり」という)は平日だったので19万人しか来なかったのでいつもの年よりゆっくりと見物できました。
 
 
 
 

2008.12.20(土)

秩父良いとこ一度はおいで 田園風景(冬)

秩父はこの地域の中心だと豪語しましたが、やはり秩父は田舎です。田園風景は必要ですね。
秩父の伝統的な田園風景は本来は「桑畑」だったのです。
秩父は高度成長期までは「織物」で栄えていました。桑を栽培して「蚕」(秩父では「おかいこ様」と呼ぶ)を育て、絹を作り、糸にして、染めて、
織っての一貫作業が秩父で盛んに行われていたのです。
その原点である桑畑も本当に少なくなりました。私が高校の時に自転車で通学するのに桑の葉が茂ると国道に出るのに道がよく見えなかった覚えがあります。
tanboyamaai.JPG
 
伝統的に秩父には田んぼは多くないのですが、この写真は工場の近くの峠から撮ったものです。
山間にある田んぼですね。もう完全に冬の風景です。
 
 
 
 
 
ichigohouse.JPG
 
こちらはイチゴのハウスです。
温室なのでもう出荷が始まっています。
1月ころからは「摘み取りイチゴ」のためにたくさんの観光客の方が来られます。
桑に代わる貴重な現金収入となる農業ですね。
 
 
 
田園風景と言っても冬は作物もないので寂しい限りですね。