2011.07.22(金)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 市場の拡大その2

 
前回の「市場の拡大」で、加工用のコスト優先市場を紹介しました。
今回はその全く逆の市場です。
 
野菜の機能性を追求した市場です。
機能性とは「ビタミン」や「栄養分」などが通常より高かったりして、人間の健康に良い影響を与える
ものを言います。
「血液をサラサラに」するとか、「血圧を下げる」とかいう効果を「薬」ではなく、食品(私たちの場合
には野菜)で効果を得ようというものです。
 
医学界が野菜や果物の機能性に注目して、「機能性の高い野菜・果物」を意図的に食して
病気の予防に役立てようという動きがあります。
この計画の中では「機能性の高い野菜」をなるべく品質のブレのない生産をしなければ
なりません。言葉としては「精密農業」が必要だと言っています。
この「精密農業」とは「完全閉鎖型植物工場」なのです。
 
医学界でも医療費の増大は大きな問題だと考えられています。
益々、高齢化が進む日本では今のままだと医療費が際限なく増えていく可能性があります。
そこで重要となってくるのは「病気になってから薬で治す」というよりも、病気になる前に
病気にならないように医者が指導する。「予防医学」という考え方です。
この予防医学に「高機能性野菜」が必要なのです。
 
これが実現すると「完全閉鎖型植物工場」が生産する野菜の必要性(市場)が生まれるのです。
この市場は現在ある野菜の市場とは別の市場として生まれてくるものです。
期待に胸がワクワクしますね。
 
 

2011.07.21(木)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 市場の拡大その1

 
植物工場の野菜が売られるのに、「市販用」と「業務用」があると説明しました。
そして、「業務用」には「レストラン」と「加工用」があるとも説明しました。
 
この「加工用」にもいろいろな加工があります。
一番分かりやすいのは「生サラダ」に調理することだと思います。
典型的なのは「透明のプラスチック」の器にちぎったレタスを入れて、ドレッシングのポーション
パック(小さな袋に入ったもの)を添えて、スーパーやコンビニの棚に並びます。
 
また、サンドイッチに使用されるものもあります。
私たちのレタスもサンドイッチには複数のお客様が使ってくれています。
そのひとつの例は次のものです。
jakokatsu kaihou.jpg
 
左側のパックに
レタスが入って
いますね
 
 
 
 
 
実はこの業務用でも「加工用」のマーケットは大きなものです。
但、その大半が「コスト最優先」なのが実態です。
上の写真のようなサンドイッチは高級感を出しているのである程度のコストは吸収してくれますが
普及品のサンドイッチや生サラダは「コスト最優先」です。
 
現在の植物工場のコストでは、この普及品の加工用にはなかなか参入できません。
今後、植物工場もコスト削減を進めて現在のコストの35~40%削減を実現できれば、この
コスト優先市場にも参入できると思います。
そうしたら、市場シェア10%と言っているのが、一気に30%を超えるようになると思います。
私たちもコスト削減に努力していかなければなりませんね。
 

2011.07.14(木)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 販売形態

 
植物工場の野菜は「直接販売」が多いと説明しましたが、販売形態によって「市販用」と「業務用」に
分かれます。
 
市販用とはスーパーマーケット・百貨店・直売所を通して野菜がそのままの格好(料理や加工
されずに)で消費者に購入される形態です。
一方で、業務用とは「料理」されたり、「加工」されて食べられる状態で消費者に供給される
形態です。レストランや惣菜メーカーで料理・加工されるのです。
 
植物工場の野菜は一般的には「市販用」の方が多いと思います。
それぞれの植物工場のマークの入ったパッケージで店頭に並んでいます。
shihanyou new packages.jpg  
私たちのパッケージには
AAA のロゴが入って
います
 
 
 
 
一方の、業務用は料理やサラダになってしまっているので必ずしも植物工場の名前は出て
きません。シェフや加工業者の方が責任を持って原材料として購入されているのです。
gyoumuyou packing.jpg
 
パッケージには
ロゴや社名は
入っていません
 
 
 
 
でも、レストランによっては「霧の畑 野菜工房」「AAA」 という説明を POP として店頭に出して
くれるところもあります。
AAA pop.jpg
 
このPOPを掲示して
くれるたり
メニューに挟んだり
してくれます
 
 
 
市販用と業務用ではいろいろな場面で形態が違います。
 
 
 

2011.07.13(水)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 市場規模の拡大

 
筆者はお会いする方から時々(よく)「植物工場が増えると競争相手が増えて自分の首を
絞めることになる」でしょうと言われます。
その時に、筆者は「植物工場が増えることで認知度が上がり市場規模が拡大するから
大丈夫ですよ」とか「将来的にはレタスの10%程度は植物工場のレタスになると予想している
のでまだまだ30倍以上の植物工場が必要なのです」と説明しています。
 
「安全・安心」が言われるようになって久しいのですが、この傾向が後退することは考えられません。
現在は「安全・安心」に対する信頼がどんどん失われているのが実態なのです。
 
余談ですが、政府が食品安全委員会という組織を独立機関として内閣府(当時)に設立したのが
2003年でした。 当時は「残留農薬」「遺伝子組換」の規制などで毎日新聞報道されていたのを
思い出します。
この食品安全委員会がこの放射能汚染でも活動しているのですが、ほとんど報道されません。
HP は http://www.fsc.go.jp/ です。
 
食品の安全というのは「安全・安心」というひと言で片付けられるほど単純ではないのです。
食品安全委員会のHPを見ても、何がなんだかわからなくなってしまうというのが実態です。
突きつめれば詰めるほど、難しくなってしまうのです。
だから、「不確定要素」の多い農業(自然環境の変化)では対応できない部分が益々多く
なっていきます。
「完全」「100%」ということは安全にはありませんが、できるだけ「不確定要素」を排除して
いくことが「より安全」になり、「安心度」も高まるものだと思っています。
 
その意味で「完全閉鎖型植物工場」は不確定要素を極力排除するように努力しているので
「安全・安心」な農作物を供給するといういみでは大きな役割を担えると思っています。
 
 
 

2011.07.11(月)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 植物工場 販売その2

 
植物工場の生産物の販売について「その1」で若干説明しました。
その中で、農協を通した販売と「直接販売」があると言いましたが、今回は「直接販売」に
ついて説明しましょう。
 
直接販売とは文字通り「直接」販売するのですが、誰に直接販売するのでしょうか?
 
厳密な意味では「需要家」に直接販売するということでしょうが、私たちの場合には
「消費者」だけでなく、「シェフ」「スーパーマーケット」「百貨店」などに販売することまでを
含めて「直接販売」と呼んでいます。
つまり、「青果市場」「問屋」を通さずに販売することを指しています。
 
植物工場の多くはこの「直接販売」をしていると思います。
農協を通じて青果市場に納入したり、青果問屋に引き取ってもらうケースは主流ではありません。
 
直接販売とは言いますが、最終需要家である「消費者」に直接」というのも実はあまり多くは
ありません。 通信販売や直売所で消費者の方に直接販売する方法もありますが、
多分比率としてはかなり少ないと思います。
主流は「レストラン」や「スーパーマーケット」「百貨店」の購入担当の方と交渉して、指定された
場所(各店や物流センター)に納入するというものです。
 
販売形態でも植物工場は一般的な露地栽培などとはちょっと違っているのです。