2012.03.26(月)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 秩父市の最低気温

 
今日は3月26日(月)です。3月も最終週で来週は4月です。
そんな今日の秩父市の最低気温が「-2℃」でした。
次の天気予報を見てください。
http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/11/4330.html
明日の最低気温予想は「-3℃」です。
 
皆さん、勘違いをしないでください。
秩父市はそんなに寒い地方ではありません。
確かに東京よりは冬は4~5℃気温が低いですが、3月末に氷点下の最低気温は通常は
ありえません。もう春の様子でポカポカしているのが通常です。
(東京でも今日・明日の最低気温は4℃です。)
 
やっと梅が咲いているのを見ると「約1ヶ月」時期がずれているという感じですね。
この寒さは「露地の農業」にはかなり影響すると思います。
ジャガイモなどの根菜類は比較的強いのでしょうが、「葉物」は種まきのタイミングが難しそう
ですね。常に天候に左右される露地の農業は大変です。
 
だからと言って私たちは「植物工場をどんどん作りましょう」などとは言いません。
露地の農業が中心であることに変わりはません。
流通の方も含めて柔軟に対応することで「急激な価格変動」を避ける「仕組」を作らなければ
ならないと感じています。
 
 

2012.03.22(木)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 東京電力 値上拒否

 
昨日のブログでTBSの番組の紹介をしました。
この中で「1年契約が残っていれば、値上を拒否することで残りの期間は値上されない」という
ことを言っていたと書きました。
 
その後、ニュースなどで盛んに「枝野経済産業大臣怒る」というのが出ています。
「開いた口がふさがらない」などという表現もあります。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/tokyo_electric_power/?1332307533
 
この枝野大臣の話は「にわかには信じられない」というのが筆者の感想です。
経済産業大臣が「知らなかったの?」という意味です。
そうだとすれば、経済産業省の役人が大臣には「教えなかった」のではありませんか?
 
どうも日本の政治家、官僚、そして東京電力も、「信じられない」という気になりますね。
これまで、「値上げ拒否が可能」について、何も言っていなかった枝野大臣が「口きたなく」
東京電力を批判するのもなあ、という感想を筆者は持ちます。
この大臣が原発も担当しているのかと思うと「ちょっと心配」ですね。
 
かなり、過激な発言になっていますが、筆者個人としは「枝野大臣」は基本的に認めている
政治家なのです。
埼玉県選出ということもあり、野党時代(日本新党の頃)から好意を持っている代議士です。
それでも、今回の発言はちょっと頂けませんね。
これからは、こんな発言だけでなく、本気で東京電力改革にまい進して欲しいと思います。
 
 

2012.03.21(水)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 東京電力値上げ

 
今朝のTBSテレビ「みのもんたの朝ズバ」で「東京電力」の「電力料金値上」の件を報道
していました。
「みのもんたの朝ズバ」
http://www.tbs.co.jp/asazuba/img/matagi.jpg
 
私たち植物工場は先月「苦境」を訴えるために経済産業省に出向きました。
その際にも参加されていた「東京ドリーム」の取締役が出演されていました。
 
前にもちょっと触れましたが、平均17%というけれど「夜間料金」を使っていると夜間の値上幅
が大きいので「平均すると30%以上」の値上げだと説明していました。
 
東京電力の「対応」(物言い)についても触れていました。
実質独占企業としては言ってはいけないことを言っていたとかなり憤慨されていました。
PPS(民間電力事業者)がいるとはいで、1%にも満たない、そして送電を東京電力に独占
されている状況です。
 
4月1日まであと11日ですが、「1年契約の期限切れまで」は「受け入れられない」と言えば
値上げはされないとの説明もありました。
現実的なのかは別としてこのまま値上げされるのもなあと考えてしまいました。
 
 

2012.03.17(土)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 日本の制度疲労

 
またまた、ちょっと大きな話題です。
日本はいろいろなところで「制度疲労」していうことを、筆者は何度かこのブログで言っています。
もちろん、これは筆者のオリジナルではなくて、新聞等でもよく言われることです。
 
日本は戦後の「復興」の時に、それまでとは違う制度を作り上げました。
教科書的に言えば「新憲法」ができたので、社会構造が変わったということでしょう。
もうちょっと突っ込むと「軍部」がいなくなった代わりに、「官僚」が力をつけたという人も
います。
 
そんな新しい制度が60年以上経って「疲れて」きたということです。
政治で言えば「55年体制」が崩れたのが、かなり前に「2大政党制」になりました。
それも、まだまだ「うまく機能していない」のでしょうが。
 
ちょっと前になると「国鉄」「電電公社」が民営化して、競争にさらされながら「りっぱ」に
生まれ変わりました。
日本航空も「倒産」という苦しい事態に遭い、生まれ変わろうとしています。
航空業界はこれで新しい制度が完成したわけではなくて、LCCの誕生という「変化」の
真っ最中ですね。
 
今話題になっているのは「電力業界」ですね。
福島のような悲惨な事態を起こさないと「議論」にもならなかった「旧制度」の中心だったの
でしょうね。いまでも、「旧制度」を守ろうとしている人達がたくさんいることでも分かります。
 
これから変わらざるを得ないものもたくさんあるのでしょうが、そのひとつが「農業」です。
TPP が議論の中心になっていますが、TPPへの対応は瑣末なことで、農業の基盤を
どのように強化するのかが重要なのでしょう。
 
株式会社が農業参入したから「これで完了」ということではないと思っています。
株式会社の参入は単に「農業に経理」を導入するということでしかないと思っています。
他の業界で「株式会社なら全てうまくいく」なんてことを言う人はいません。
逆に「株式会社だからダメ」と言う人も全くいません。
農業者(株式会社を含む)が何を、どのように、やるかが重要なのです。
 
私たちは「株式会社」ながら「農業者(認定農業者)」に認めてもらって仕事をしています。
いろいろな方に応援・支援もして貰っています。
しかし、いろいろな新しい試みをしようとすると「異端児扱」されることが、まだまだあります。
 
まだまだ、「植物工場は農業なのか工業なのか」の議論があります。
ちょっと県をまたいだ仕事をしようとすると「大議論」になる場合もあります。
海外に出ていこうとしているわけでもないのに「今の制度に合わない」と特別視されます。
だから、力のある企業は日本を出ていくということかもしれませんね。
 
「役所」も「銀行」も一部の人は既に「変化」に気付き、制度内でもできるだけのことをしようと
する人がいますが、「制度は制度だから」という「正論(?)」を突き破れないことがあります。
その時に「割を食う」のは、新しいことをしようという人間なのです。
 
 

2012.03.13(火)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 農業雑感 制度疲労

 
先に、青果の流通が「制度疲労」を起こしているのではないかと言ったことがあります。
「制度疲労」という定義がきちんとしていないというご指摘も受けるかもしれませんが、
筆者は従来型の制度が日々変わっている「実態」に合わなくなっている状態のことを指しています。
 
制度が実態と合わなくなってしまうことは通常のことです。
制度は制定された時から「陳腐化」が始まるという人もいるくらいですから、実態と合わなくなる
のは「当たり前」というば当たり前なのです。
この合わなくなった制度を「金科玉条」のごとく「守る」ないしは「実態を見ながら調整を試みる」
ことをしないで「制度だからダメ」というのが問題なのです。
 
昨日発表された「オリンピックのマラソン代表選考」でも、ある種の「制度疲労」が見られました。
選考方法のことではありません。(選考方法にもいろいろな議論がありますが)
選手の「所属」のことです。
 
藤原選手は「無職のランナー」と言われています。(ちょっとこれはヒドイ言い方だと思いますが)
落選した川内選手は「市民ランナー」とか「公務員ランナー」と言われています。
つまり、「実業団」と言われる「企業」の所属して「実態はプロ」のような環境で練習している
人達ではないのです。
もっと言えば選ばれた山本選手(佐川急便)は企業には属していますが、選考レースでは
「招待選手」ではなく、一般参加でした。
 
インターネットの記事では「ある陸連関係者」が匿名を条件に語った。
「正直、3人の五輪代表のうち2人も非実業団選手に独占されては困ります。特に川内は、これまでのエリートランナーとは違うやり方で成長してきた選手です。彼のようなやり方で勝てることが喧伝されると、”実業団や陸連は高いカネをかけて何をやっているんだ”という批判が起きかねない」
 
上記の記事に象徴されるように「陸上競技」の選手育成方式は「すでに制度疲労」を起こしている
ということです。これを守ろうとしているのが「実業団」や「陸連」ではないでしょうか?
今回の選考で「川内選手」が選ばれなかったのは筆者としては「当然」だろうと思いますが
すこしでも「市民ランナー」を代表にしたくないという気持ちがあったら残念です。