2012.08.28(火)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 日本の航空行政

 
久々の筆者独断と偏見シリーズです。
日本航空の株式再状況に「自民党」「全日空」が文句を言っています。
ちょっとだけ付き合ってください。
 
まずは下記のサイトを読んで頂けると筆者の言いたいことの多くが含まれています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120810-00000002-toyo-bus_all
 
ポイントは次の通りです。
1.日本航空は法に定めれた「破産」手続きによって、通常の会社では「簡単」には得られない
  処遇を受けています。しかし、それだけで今回の「急回復」が行われたわけではない。
  今までの日本航空では考えられないような「人員整理」「待遇低下」「年金削減」を
  行ったし、政治的な圧力による地方空港路線維持体制を「改善」できた。
2.航空行政は「過去の対応」を議論するのではなく、「未来」志向でいかなければならない。
  日本航空の足を引っ張る行政(地方路線の維持や繰越欠損の見直し)ではなくて、全日空
  を含めて更に競争力を得られるような「体制」を取るべきである。
3.地方路線を維持したいなら「民間企業」が採算取れるように「支援」するべきであり、政治的
  行政的な圧力で地方空港への路線を維持させるのは「昔来た道」である。
 
自民党は民主党のやったこと(日本航空の倒産及び支援)の批判をするために日本航空の
再上場にいちゃもんをつけるし、マスコミは日本航空の「二次破たん」を盛んに指摘していた
のに「全く違う状況」になったので「アラ探し」をしている。
利権を握っている国土交通省もまたまたチャンスと動き始めている。
これに便乗した全日空が日本航空批判しているという構図ですね。
 
こういう利権に群がる連中が動くというのは他の業界にもたくさんある話のようです。
「政治屋」と「シロアリ官僚」が大きな顔をして動いている日本は変わらなければならないと
思います。
(注:官僚には頭脳明晰で本当に日本の状況を考えている人がたくさんいるということは
   筆者は体験的に分かっています。尊敬できる人もたくさんいます。
   しかし、政治家についてはあえてコメントしません。)
 
先週末の日経新聞の記事に「全日空はコスト削減で年間1000億円増益を目指す」と
書いてありました。パイロットの給与は全日空が年間で500万円日本航空より高いそうです。
これを読むと現在の利益の差は「全日空のコスト高」ということではありませんか。
 
今回は本当に「独断と偏見」でした。もうこれでこのシリーズは終わりにしたいと思います。