2011.10.25(火)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス オリエントカフェ開店

 
私たちのレタスを使ってくれる新しいレストランが開店しました。
10月20日に駒込にある「東洋文庫」のなかに開店した「オリエントカフェ」です。
小岩井農場直営のレストランです。
従来から私たちの野菜を使ってくれている、丸の内ビルの5階にある「小岩井フレミナール」の
兄弟店という位置付けでしょうか。
 
オリエントカフェのイメージ写真をご覧ください。
http://www.koiwai.co.jp/restaurant/orientcafe/index.html
 
筆者が撮ったオリエントカフェの看板です。
orient cafe.jpg 
 
 
 
 
 
 
 
このオリエントカフェがある「東洋文庫」はかなり学術的な場所のようです。
その説明によると「広くアジア全域の歴史と文化に関する東洋学の専門図書館ならびに研究所」
ということです。サイトは http://www.toyo-bunko.or.jp/about/ をご覧ください。
orient library.jpg 
威厳のある建物
です
図書館や研究所が
あります
 
 
 
筆者は開店前のレストランをちょっと覗いただけですが、きれいな庭に面した素敵なレストラン
でした。一度みなさまも訪れてください。
 
 

2011.10.24(月)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 植物工場の採算性

 
植物工場という「ひとくくり」で、採算性を議論することには無理があります。
同じ業界でも「儲けている」会社もあれば、「儲からない」会社もあります。
経営者の手腕が採算性を左右するということだと思います。
 
それでも、一般的に言って植物工場を運営する場合には「資金」「運営ノウハウ」「販売」だと
思います。
 
典型的な「設備産業」である植物工場は、売り上げが伸びてきて、生産能力が足りなくなると
新しい設備を建設するしかないのです。
作業のシフトを増やして(残業)しても、生産量は増えないのです。
このために、「資金」は非常に重要なファクターです。
 
次は「運営ノウハウ」です。
前回にも説明しましたが、資金があると言って設備を購入しても、運営ノウハウ(ソフト)がないと
品質の良い野菜はできません。
 
そして最後に「販売」です。
高品質の野菜ができても、販売先がないと売上になりません。(これは当然のことですが)
特に、野菜は「生鮮物」なので販売のタイミングが合わないと無駄になってしまいます。
また、品目ごとに販売が適合しないと「売るものはあるのに」お客さんの「希望する品目が
ない」ということになります。難しいものです。
 
「資金」「運営ノウハウ」「販売」がうまく連動して採算性が向上するのです。
これはあまりに「当たり前」のことで、何も植物工場に限らないのでしょうが。
 
植物工場特有のものとしては、「生産規模」についてコメントしたいと思います。
 
商業規模としては「日産1000株」くらいのものが、小さい工場だと思います。
この規模では「なかなか採算にのせる」のは大変です。
不可能とは言いませんが、利益が出ても大きな利益にはなりません。
 
筆者の経験とこれまでの数字から判断すると「日産2000~2500株」くらいないと期待する
ような利益はなかなか生まれません。
この規模は採算性を維持する良い規模であり、一方で社員(技術者)ひとりの目が届く規模
ではほぼ限界だと思います。
これ以上大きなものを建設しようと思うなら、「2000~2500株」をひとつのユニットにして
複数ユニットをそれぞれの担当者(技術者)が管理するという手法が良いと思っています。
 
 

2011.10.22(土)

秩父良いとこ一度はおいで その他地域 ハワイその2

 
ハワイ旅行の第二回です。
ダイヤモンドヘッドに行って来ました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%98%E3%83%83%E3%83%89
 
この場所は海に面した場所で「沿岸警備」に最適だと言われています。
実際に軍事要塞として使われていたそうです。
 
ふもとの駐車場から山道を頂上まで登ります。
案内によると1km程度の道のりだそうですが、往復で1時間~2時間はかかるようです。
筆者も登りました。意外とスムーズに登れました。
waikiki view from diamond head.jpg
 
頂上から見た
ワイキキ地区です
 
 
 
 
 
crater from diamond head.jpg
 
登ってきた道が
見えます
かなりの高さです
 
 
 
 
最後に、ワイキキ地区で見た「驚いた光景」です。
Udon in Hawaii.jpg
 
ワイキキにある
「丸亀うどん」です
 
 
 
 
 
丸亀うどんがあるだけなら、「そうかハワイにも進出しているのだな」だけなのですが
実は「長蛇の列」なのです。千客万来です。
日本人も若干いましたが、大半が白人でした。
「健康的なイメージ」と「天ぷら」が食べられるので受けているのでしょう。
値段は日本よりちょっと高めという感じですね。
 
 
 

2011.10.21(金)

秩父良いとこ一度はおいで その他地域 ハワイその1

 
このブログが10月14日~18日まで更新されなかったのは筆者が個人的事情で海外(ハワイ)に
行っていたからです。(個人的事情とは子供の結婚式出席という事情です)
 
そのハワイの様子を今回と次回の2回で紹介したいと思います。
筆者自身は30年以上前に一度だけハワイに行ったことがありますが、その記憶はほとんど
残っていませんでした。だから、ほとんど初めてと言っていい状態でした。
 
正直なところ、ワイキキ地区は典型的な観光地で「日本語だけ」でほとんど何でも可能という
状況です。海外旅行の初心者コースとしては良いと思います。
 
ハワイと言えば、いろいろな気持ちはあるにしても「パールハーバー(真珠湾)」に行ってみようと
いうことになりました。
皆様、ご存じの「真珠湾攻撃」の舞台です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E7%8F%A0%E6%B9%BE
 
現在のパールハーバーには、真珠湾攻撃で沈没した「戦艦アリゾナ」がそのまま湾内に沈んで
いるそうです。その海面には沈んだままになっている「戦艦アリゾナ」が見えるように見学設備が
浮いています。
 
私たちは夕方近かったということで、「戦艦ミズーリー」を見学しました。
これは「最後の戦艦」と言われ、第二次世界大戦中に作られながら、イラク戦争(砂漠の嵐作戦)
にも参加しているという船です。
有名なのは第二次世界大戦での「日本の降伏文書」をこの船のうえで調印したというものです。
説明のサイトを見てください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%83%BC%E3%83%AA_(%E6%88%A6%E8%89%A6)
 
筆者が撮った写真はこんな感じです。
battleship.jpg
 
ブリッジの部分だけが
写っていますね
本当は大きな船です
 
 
 
 
pearl harbour.jpg
 
パールハーバーの
入口にあります
 
 
 
 
 
私たち日本人(大人5人+赤ちゃん)が、戦艦ミズーリまでのシャトルバスを待っていると
一緒のバスを待っていたカナダ人(多分)のじいさんが、係の人に「日本人がこんなにいっぱい
来るのをどう思うのか?」と聞いていました。
掛かりの人は「今は友達だよ」とかわしていましたが、まだまだ複雑な感じはありますね。
 
戦艦ミズーリの見学で印象に残ったのは、「神風特攻隊のパイロットの遺体」を水葬で丁寧に
葬ったという話です。
艦上に残された遺体(かなり傷んでいた様子)を船員の中には「捨ててしまえ」と言う人も
いたようです。しかし、艦長が「私たちが国のために戦っているとの同じで、このパイロットも
国のために戦ったのだ」と言い、「水葬」で丁寧に葬ったという話がありました。
 
 

2011.10.20(木)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 植物工場建設

 
第3次植物工場ブームと呼ぶ人がいます。
植物工場が話題になることが多いという意味では「ブーム」と言えるかもしてませんが、
日本中でドンドン植物工場が建設されているというのとはちょっと違うと思います。
 
植物工場を作るとなると、商業生産規模の小さなもの(日産1000株くらい)でも1億円前後
掛かることが多いのです。
これだけの資本を投入するのはそんなに簡単なことではありません。
一般に「政府の補助金が出るだろう」と言われますが、実際には1年半くらい前に第3次補正
という枠で「植物工場への補助金」が出されたのを最後に「植物工場への補助金」は制度上
ありません。(産地収益力向上、農家が共同して作る施設園芸というくくりで可能性はありますが)
 
一方で、大きな初期投資をしたけれど「運営ノウハウ」がない会社もあります。
植物工場は「工場」だから、ハードを買えば(それも高い金で)良い品質の野菜ができると
思われがちですが、これは違います。
完全閉鎖型の植物工場では「ハード」はもちろん必要ですが、運営の「ノウハウ(ソフト)」が
より重要だと私たちは考えています。
 
「クリーンルーム」建設の技術があるから植物工場の販売を展開するという大手建設会社
ありますが、これは必ずしも的を得ていません。
いわゆる半導体製造などで使われる「クリーンルーム」は「パーティクル(ホコリ)」がどのくらい
あるかという観点で作られます。「NASAのいくつ」などという基準ですね。
私たちの栽培室は、「菌数をどれだけコントロール」できるかということが重要なポイントです。
この菌数はハードだけでコントロールできるものではありません。ソフトがより重要なのです。
 
また、小さな実験室でノウハウを取得してから商業規模の設備に投資しようという考え方も
必ずしも的を得ていません。
小規模での栽培技術は基礎にはなりますが、規模の大きな商業生産では全体をコントロール
する「運営ノウハウ」があるのです。
ハード的にも小規模なものを「そのまま」大きくしたら、商業規模の設備になるという考え方も
間違いです。大きな空間の環境をコントロールするにはそれなりのノウハウが必要です。
 
これから商業規模の植物工場の運営に参入しようといく方は、「実際に植物工場を運営している」
ところから話を聞いて、そこの技術やノウハウを導入する方法を考えるべきだと思います。
そのためにも、わたしたちのようなコンサルティングが必要になると考えています。
(ちょっと生意気ですね。)