2011.05.10(火)

秩父良いとこ一度はおいで その他地域 JR大阪駅

 
JR大阪駅のターミナルビルが5月始めに新装オープンしました。
海外の駅のように駅のホーム全体を大きな屋根が覆っています。
東京のテレビでも紹介されていますが、関西では「大騒ぎ」です。
 
このオープンに合わせて「大阪百貨店戦争」が起こっていると言われています。
伊勢丹百貨店が関西初お目見えだそうです。これに対抗して、従来からあった
阪神・阪急・大丸などの百貨店も一部店舗の改装をしています。
東京では百貨店の売上額は毎年落ちていますが、大阪では売り上げを伸ばしているところが
多いそうです。これも、激しい競争の結果なのでしょうか。
osaka station new terminal building.jpg
 
JRホームの上に
大きな屋根が
見えますね
下の方にはJRの
電車が止まって
います
 
 
osaka isetan kanban.jpg
 
ホームに
隣接する
ビルには
伊勢丹百貨店
が入っています
看板が見えます
 
 
osaka station annaiban.jpg
 
小さくて見えませんが
新しい大阪駅の
案内版です
たくさんの店舗が
大阪駅の周りに
あり、地下道では
全てつながっています
 
 
 
まだオープンして間もない(ゴールデンウィーク中)ので、案内のための警備員がたくさん
立っていました。大変なにぎわいです。
 
 
 
 

2011.05.09(月)

秩父良いとこ一度はおいで その他地域 羽田空港

 
約2ヶ月ぶりに羽田空港に行きました。
筆者はかつてサラリーマンだったころは現在よりも頻繁に空港に行っていました。
基本的には飛行機を見るのが好きです。
 
最近は機体に広告や主張をペイントしたり、シールを張ったりするのが流行っていますので
これを発見するのは楽しいです。最近では「がんばれ!東北」などのメッセージもありましたね。
今回は珍しい機体のペイントを発見しました。
jal skyeco.jpg
 
JALの機体ですが
通常の赤ではなくて
緑色ですね
洞爺湖サミットの際に
「環境」をテーマに
ペイントしたものだそうです。
 
 
ちなみに筆者が載った機体には「サマンサタバサ」の広告が載っていました。
このほかに空港の地上作業の様子を紹介します。
jal catering.jpg
 
機内食を載せている
ところですね
コンテナを載せている
シャーシーが
上に持ち上がるの
ですね
 
 
jal ground services.jpg
 
貨物を入れる
コンテナを
運んでいる
様子です
 
 
 
空港の風景は見ているだけでワクワクしますね。
 
 
 

2011.05.05(木)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 農業への投資 IT化

 
農業に対するコメントでよく言われるのが「農業のIT化」です。
筆者の考え方では、通常の農業でIT化できるのは投入コストの管理だけだと思っています。
栽培作業自体をすることはほとんど無理なのです。
 
IT化というのは単なる管理データを採るだけではありません。
本来のIT化とは「状態把握(センサリング)」「分析」「対応(リアクション)」がセットです。
通常の農業では最後の「対応(リアクション)」ができないと考えています。
 
状況把握(センサリング)は農場のあちこちにセンサーを置いて情報収集はできます。
「温度」「湿度」「水分量(雨量)」「日照時間」「PH」などを自動的に計測することは可能なのです。
また、その情報を「分析」することも可能です。
「温度が高過ぎる」「雨量が足りない」「曇りばかりで日照時間が少ない」などの分析はできますし、
もうちょっと「温度を上げよう」「雨を降らせよう」「太陽光をもっと当てよう」という「対応策」も
立てられるます。
でも実際に露地の農業でどうやって「温度を上げるのでしょうか」「雨が降らせますか」「雲を
取り除けますか」。対応(リアクション)が採れる範囲が極端に少ないのです。
 
通常の農業でのIT化は「計画通りに収穫ができなかった理由(言訳)」を収集しているに過ぎない
のです。
 
温室(ハウス)であれば、多少は対応(リアクション)が取れます。
冬ならば重油を燃やして温度を上げることができます。日照が強すぎれば遮光カーテンを
かけることも可能です。それでも、対応できるレベルはかなり限られます。
夏場のハウス内の温度は外気温より5~7℃位高くなります。
 
IT化の効果をあげるためには私たちのような「完全閉鎖型植物工場」でなければ無理です。
そして、IT化するためにはマニュアル化という工程が必要ですが、このためには商業規模の
植物工場を運営する「ソフト」が十分確立している必要があるのです。
 
 
 

2011.05.02(月)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 農業への投資 栽培試験

 
今回は「栽培試験」について個人的な意見を述べたいと思います。
前回までに「不確定要素」を出来るだけ排除することが農業への投資のポイントだと説明
しました。この不確定要素が今回の課題である「栽培試験」にも大きく影響しています。
 
栽培試験というのは農業では重要なものと位置づけられています。
日本では公的な「農業試験場」というのがあり、そこで世界的に見ても高度な研究・試験が
行われています。
個々の農家が行うには「費用」と「時間」が掛かり過ぎるので公的機関が行っているのです。
 
なぜ、費用と時間が掛かるのか?
それは露地の農業では「基本的に年に一回しか収穫できない」「試験中でも不確定要素が
関与」するので結果の評価が難しいという理由があります。
このために、「時間」をかけて試験して、結果の評価はアカデミックな修正を加えなければならない
ためです。
 
分かりやすく具体的に言えば、「ある品種の収穫量」を試験するのに「今年は雨が少なかった」
「気温が低かった」という不確定要素が関与してきます。
「比較対象(コントロール)」として別の品種をなるべく同じ条件になるような条件で栽培する
のですが、露地なので完全に同じ条件とはいきません。
結果として「収穫が多かった」「期待ほどではなかった」という評価をするには「比較対象」と
比べているとはいえ「最低3回」は行わなければならないというのが一般的です。
原則として「年に一回の収穫」ですから、最低3年はかかるということです。
これが従来型農業の実態です。
 
一方、私たちのような「完全閉鎖型植物工場」では「環境は原則として同じ」に出来るということと
一年に365回(これはちょっと極端な言い方になりますが)は播種(種まき)をして365回収穫
できるわけですから「試験の結果評価」が非常に早くなります。
また、個々の会社で試験をすることも比較的安価に早く出来ます。
つまり、個々の会社が自分たちの考え方に従って「品種」「肥料」「光源」「温度」などの試験が
出来るので会社ごとの特徴が出し易くなります。
 
 
 

2011.04.29(金)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 農業への投資 販売価格

 
前回の「農業への投資」では農業(特に露地栽培)の「不確定要素」として「天候」を挙げました。
今回は生産物の「販売価格」を挙げてみたいと思います。
 
従来の農業は生産された農産物を「農協」「青果市場」を通して販売しています。
この仕組だと出荷時点で販売価格が分かりません。
出荷時点で分からないということは、当然ですが生産を始める時やどんな品目を生産するかと
いう計画段階で「いくらで売れるか?」は分からないということです。
 
通常の工業生産品では生産段階から「いくらで売れるか(予算)」、「いくらで売るか(意志)」と
いう非常に重要なポイントについて計画が立っています。
ところが、従来の農業では「いくらで売れるか(予算)」「いくらで売るか(意志)」は全て「青果市場」
に任せているのです。売れてから「いくらでしたよ(過去形)」と連絡が来るのです。
つまり「あなた任せ」なのです。
 
自分たちで「販売価格」を決めらないシステムなのです。
それに加えて、市場の「需要と供給」という「美しい言葉」に操られて「価格が大幅に上下」します。
自分たちに「価格決定権」がなく、価格も相場で「乱高下」しかねないという非常に不確定要素の
多い販売形態なのです。
 
これでは生産計画で利益を予算化することは不可能です。
このような工業生産では信じられないことが農業の世界では「当たり前」だと信じられてきました。
それでも最近は「農業法人」を中心に「市場を通さない」で需要家に直接販売する方法が少しづつ
採られるようになってきました。 農協の直売所を通した販売も価格決定権は農家ですね。
 
他産業から農業へ投資する際に、この「価格決定権」を農業者が有していることが次の重要な
ポイントですね。