2011.03.04(金)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 農業雑感 株式会社化

 
農業者の株式会社化について考えてみたいと思います。
この問題を出すと、「株式会社は営利だから儲からないと思うとすぐに農業をやめてしまうので
耕作放棄地が増える」ということをいう人がいます。
また、「転用目的や投機目的で農地を購入する」などという人もいます。
 
筆者はこれらの問題は株式会社だけにある問題だとは思いません。
これらは農地の売買をある程度規制することで避けられると思います。
 
株式会社化することは上記のような問題よりも、次のようなメリットの方が多いと思います。
1.生産コストが明確になる。特に人件費。
2.資本と労働が区別されるために新規就農者が増える。
3.耕作地の拡大が容易になる。(生産受託等)
4.農業機械の効率的活用がしやすくなる。(大規模化も含めて)
5.農業者の労働条件が明確になる。
6.直売ルート開発などの販売方式の多様化が図れる。
7.大型投資がし易くなる。
8.事業(農業生産)の継承がし易くなる。
 
株式会社が農業をする場合には従業員として勤めながら農業の基礎を学べるという非常に
大きなメリットがあると思います。新規就農がし易いということです。
農業の基礎を学んで強い意志があれば、独立して別の株式会社を作って農業を自営することも
可能だと思います。
 
逆に株式会社が労働力を抑えるために「外国人」を「研修生」として安易に受け入れることが
問題になると思います。
本当の意味での「研修」であれば、日本の農業技術を外国に広めるということで良いのですが
安い労働力として外国人を見ることはもっと大きな議論をしたうえで行うべきだと思っています。
(またまた、独断と偏見でした)