2010.12.06(月)

秩父良いとこ一度はおいで 秩父夜祭 警備体制

 
前回は秩父夜祭本番をご紹介しました。
やはり人手は「13万8千人」とかなり少なかったようです。
最新の情報として秩父市のHPをご覧ください。http://www.city.chichibu.lg.jp/menu2495.html
 
それでも普段は静かな田舎の町に一晩で10万人を超える人が集まるわけですから
警備体制も非常に重要です。
埼玉県警は機動隊などの応援を送りこんで万全の体制を敷いてくれました。
matsuri 2010nen polices.jpg
 
寒い中を
大変ですね
 
 
 
 
 
私たちは毎年同じような警備体制かと思いがちですが、いろいろな工夫をされています。
特に最近は兵庫県の橋で起こったような、多くの人が一斉に集中することで死傷者が出るような
事態もあるので神経を使わざるを得ません。
 
秩父神社の前に下の写真のような「番号札」が表示されています。
これは屋台・笠鉾が秩父神社を出発して「規制」を解除する際に一斉に解除すると逆に大混乱に
なるのを「番号札」の順に順次解除していくという工夫です。
筆者は初めて見ました。(筆者が知らないけれど去年も実施されていたということもありますが)
matsuri 2010nen seiri.jpg
 
交差点の四方
(実際は3方向)の
規制解除の順番を
示す番号札です
 
 
 
上記の番号札の順序に規制解除しておくので一斉に観衆が動き出して混乱するということは
ありませんでした。いわゆる「クラウドコントロール」の実践だと思っています。
 
最後に面白い写真を一枚示します。
matsuri 2010nen shingou.jpg
 
ちょっと分かりにくい
かもしれませんが
この信号を見て
前進すると
前の家にぶつかり
ます
 
 
 
 
実は上の信号機は90度回転しているのです。
秩父市内の信号や道路案内はお祭りの時には屋台・笠鉾の邪魔にならないように90度動かせる
ようになっています。
本来だったら道路の上にあって車の進行方向で見えるようになっている信号が、道路に沿って
屋台・笠鉾の進行の邪魔にならないように動かせるのですね。