2009.07.03(金)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 レタス栽培 根の育成実験

 
㈱野菜工房は技術志向の会社だと説明したと思います。
実際に「試験専用のライン」もあります。
また、実際の栽培ラインでも少しづつ栽培の仕方を変えて成長の様子を観察することを
しています。下の写真2枚をみてください。
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どちらもフリルアイスですが、下の写真(2枚目)の方が大きいのが分かりますか?
写真ではちょっと分かりにくいのですが、実際に見ると明らかです。
それでは次の写真2枚を見てください。
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これは明らかですね。どちらが良いかは別として「根の形状」は全く違いますね。
同じフリルアイスで同じ時間栽培しているのに大きな違いがあります。
これは栽培方法をちょっと変えただけです。
まだまだ日数が少ないので葉っぱの大きさの差はあまり大きくありませんが、これから成長
していくと更に差が出てくるのではないかと期待しています。
こういう実験の積み重ねが栽培技術の差になると思っています。

「未来の野菜を作る 無農薬野菜 レタス栽培 根の育成実験」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。
    いつも楽しみに拝見させていただいてます。
    このブログを見つけてから、植物工場に興味が沸きました。
    植物工場といってもいろいろなタイプがあるんですね。
    そのために疑問もたくさんです。
    例えば、野菜工房さんのような噴霧水耕は、根を養液につけたものに比べてどのような利点があるんですかね?
  2. 弾空玉さん
    コメントありがとうございます。
    噴霧水耕と養液につけるもの(湛液水耕)との最大の違いは「養分の吸収量とタイミング」です。
    特に私たちの噴霧水耕は「間欠式」と言って常に噴霧しているわけではなく、噴霧を止めたり
    噴霧したりを繰り返しています。つまり、養分を常に与えているわけではありません。
    湛液水耕だと栄養分の多い養液の中に常に根が浸かっているために「根が一生懸命頑張ら
    なくても」必要な栄養分を吸収できます。だから、根をあまり大きくする必要がありません。
    間欠式の噴霧水耕だと養分が与えられた時に「一生懸命に栄養分を吸収する」ように
    「根を大きくする必要」あります。
    そのため、私たちのレタスは「大きな根」になります。
    昔から農業では「土作り」「根作り」が最も重要だと言われてきました。
    その点で私たちの栽培は「根作り」で頑張っているということです。
    「大きな根が元気な野菜を作る」を合言葉に頑張っています。

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