2012.10.24(水)

秩父良いとこ一度はおいで 中蒔田 ジオパーク勉強会

 
筆者自身はあまり興味がなかった「日本ジオパーク」という認定制度があります。
「地球科学的に見て重要な自然の遺産を含む、自然に親しむための公園」という考え方で
認定された場所を「ジオパーク」というそうです。
 
秩父もこの認定を昨年取得できたために、この普及に頑張っている人達がいます。
ジオパークの説明は次のサイトを見てください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF
 
世界の認定制度もあるのですが、日本独自に認定された場所は全国で25ヶ所だそうです。
この認定で「自然・文化」を守っていくのと同時に、グリーンツーリズムの一環として観光客にも
どんどん来てもらおうというものです。
 
秩父のジオパーク普及の一環で「中蒔田」地区について、ジオパークの観点から勉強しようと
いう会合が昨夜ありました。
中蒔田の公会堂で地域の人を中心に集まって講師の方に説明をして貰いました。
geopark panphlet.jpg  
 
こんな立派な
回覧もできました
 
 
 
 
 
 
 
 
geopark presentation.jpg  
パワーポイントに
よる中蒔田に絞った
説明がありました
 
 
 
 
 
geopark presenters.jpg
 
講師のお二人です
ありがとうございました
 
 
 
 
 
 
筆者も何回かこのブログで報告していますが、秩父地域では「田んぼ(稲作)」をしているのが
大田地区と蒔田地区にほぼ限られています。
 
これは、太古の昔に荒川が今よりもずっと「高いところ」を流れていた時に、その支流が大田や
蒔田に流れていたのだそうです。そして、荒川が土地を削って下の方に流れを変えた後に
その支流は水量を減らして小さな川が「台地」の上を流れる構造になった。
この「小さな川」は水流が多くなかったので、土地を削ってどんどん下の方にいくということが
なかったために、大田地区や蒔田地区では川の水を比較的容易に田んぼに引くことが
できたので「田んぼ」が発達した。
荒川だとあまりに下の方に行ってしまったために水を汲みあげることができないので「畑」に
なったそうです。
 
いろいろなことを教えて貰いましたので、次回にもうちょっと報告したいと思います。