2011.05.11(水)
未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 農業への投資 安定供給
農産物の安定供給について考えてみます。
従来の農業(特に露地栽培)は安定供給という点でなかなか上手く機能しませんでした。
天候に左右される「不作」「豊作」で一喜一憂せざるを得ませんでした。
この安定しない供給が青果市場での「相場の乱高下」を引き起こすのです。
教科書などには「需要と供給」で価格が決まるので相場が動くと書いてあるのですが、野菜の
相場は「供給量」の変化の方がより大きな影響を与えると思います。
野菜の需要は季節やイベントのより多少変化しますが、その変化はほとんど予想の範囲内です。
これに対して、野菜の供給は「天気」の具合で大きく変動します。
観点を変えて、安定供給は誰がより期待しているかということを考えてみましょう。
一般消費者がスーパーマーケット等の店頭で購入する場合でも「安定供給」で「価格も安定」
することは期待されています。
しかし、、より安定供給を期待しているのは「業務用」市場です。
コンビニの惣菜やお弁当を作る業者は必要な量の野菜が供給されないと決められたメニューが
作れなくなってしまいます。
また、価格もあまり上下すると予算通りのコストで製造できないので赤字になってしまいます。
天候の変化にかかわらず安定して生産できる農業は今後ますます重要になると思います。
そのためにも「完全閉鎖型植物工場」が更に必要とされる時代がすぐそばに来ています。