2009.10.03(土)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 栽培実験 徒長

 
私たちの栽培室では常に良い品質のものを作るためにいろいろな実験をしています。
実験専用のラインもあります。
 
その中で「養液の成分調整」「光をあてる長さ(日長時間)」「光の強さ」「温度」などをいろいろ
変えて実験しています。下の写真を見てください。
tochoo jikken.jpg
 
同じ品種を
同じ期間だけ
栽培したもの
明らかに
形状が
違います
 
 
左のものはこの業界では「徒長している」と言われます。
茎の部分が長くなっているという意味です。
右のものが「フリルアイス」の通常の経常ですね。
 
左のような「徒長品」も「他の植物工場のもの」では時々見かけます。
私たちは出荷しませんよ。
 
従来は徒長の主な原因として「温度」(高すぎる)が言われていました。
太陽光を使っている施設では夏などは温度が高くなりすぎて徒長するということが良くあるようです。
 
ところが、私たちの実験では「温度」だけが原因ではないということが分かってきました。
「養液の成分比」と「光の強さ・量」の組み合わせで徒長することがあるようです。
私たちはそのメカニズムが分かりました。これは非常に重要なノウハウです。
技術志向の会社を目指してきたのが実を結び始めたという感慨があります。(ゥゥゥ・・・)