2012.07.05(木)

秩父良いとこ一度はおいで その他地域 神奈川中央交通バス

 
慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスに関連した話題をもうひとつです。
まずは写真を見てください。
 
kanachu bus long.jpg  
どうです。
おしゃれなバスでしょう
2台がつながっている
のです
 
 
ちょっと日本のバスの雰囲気ではなく、ヨーロッパの街の写真のようでしょう。
最寄りの「湘南台」という駅から20分くらいかけて慶応のキャンパスまで走っているバスです。
 
前回の報告で「学生が非常に少ない」と言いましたが、実際には駅からの交通手段はバスが
中心なので朝晩の時間には乗客が集中するのでこんなバスが必要になるのでしょうね。
 
それと、大学生だけでなく付属の「中学・高校」もあるので、朝は特に集中するのだと思います。
実際に筆者が帰える時間(3時半すぎ)には中高生がいっぱい乗っていました。
途中のバス停では乗り切れない人が出たくらいです。
 
 
kanachu bus traditional.jpg
同じ路線にも
普通バスも走ってます
これが通常の
神奈川中央交通のバス
です
 
 
筆者個人としては大学のキャンパスに行くと「パワーを感じる」「パワーが貰える」ようで
好きなのです。
 
 
 
 

2012.07.04(水)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 植物工場をめぐる状況その4

 
今回は「植物工場への初期投資額」について、述べたいと思います。
 
私たちのような完全閉鎖型植物工場の建設コストは一般に「1株10万円」と言われているそうです。
つまり、「日産2000株」工場であれば「2億円」掛かるそうです。
これには多分建屋の建設コストは入っていません。
 
筆者は、このような膨大な初期投資をしたら植物工場運営は採算がとれないと思っています。
このために、「公的補助金」という発想が出てくるのだと思います。
 
現在のように「植物工場業界」が未成熟なうちは「公的補助金」による支援は重要ですし
ありがたいことです。
しかし、この「公的補助金」を「前提」に業界自体が生きていこうとするのは間違いだと思って
います。なるべく早く「公的補助金」がなくても生きていける業界にならなければなりません。
 
「公的補助金」がなくても生きていくためには「初期投資をなるべく少なくする」ことが、まずは
重要です。そのためにもコストの高い「技術」の導入は出来ません。
普及している技術で最大の効率性を追求する必要があります。
 
その点では、ネームバリューのある大きな設備メーカーや建設会社には売上があまり伸びないので
魅力的な市場ではないかもしれません。
だからこそ、中小の会社が進出できる市場なのだと筆者は考えています。
 
「公的補助金」なしで生きていくためには「初期投資」だけでなく、「生産物の販売」についても
工夫が必要になります。
「値段を下げる」ことはもちろんなのですが、販売方法の工夫も重要になるのです。
 
 

2012.07.03(火)

秩父良いとこ一度はおいで その他地域 慶応湘南藤沢キャンパス(SFC)

 
神奈川県藤沢市にある「慶応イノベーションビレッジ」にある会社を訪問したというお話を
しました。
名前でも分かりになるように、この場所は「慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス」の敷地に
隣接しています。
 
せっかく秩父から3時間半もかけて行ったので、会社との打ち合わせの後の慶応のキャンパス
を散歩してみました。
郊外にあるということもありますが、広大なキャンパスです。
都心にある「慶応三田キャンパス」とは全く雰囲気が違います。
SFC iriguchi.jpg
まずはキャンパスの
入口です
緑が多いですね
 
 
 
 
SFC buildings.jpg
キャンパス内に
ある「校舎」ですね
ゆったりと配置され
3~4階建ですね
 
 
 
 
SFC Olympics.jpg
慶応湘南藤沢キャンパス
にいる学生で
ロンドンオリンピックに
出場する人は2名だ
そうです
 
 
何と言っても筆者が驚いたのは「人が少ない」ということです。
講義の最中だったのでしょうが、キャンパス内を歩いている人が本当に少ない感じでした。
学生の数自体もそんなに多くないのに、キャンパスが大きいからなのでしょう。
 
世間で言われるライバル校であるマンモス大学の本部キャンパスなら夏休中でも学生が
忙しく歩いているイメージがあります。
多分、慶応でも三田キャンパスはもっと賑やかでしょうね。
 
もうひとつ筆者が驚いたのは、学生のファッションです。
(さすがに肖像権もあるので写真は撮れませんでした)
イメージの慶応の学生は「きちんとした」(?)「華やかな」「おしゃれな」服装をしているのですが
ここのキャンパスの学生は「非常にラフな」「まるでクラブ活動の帰りのような」感じのファッション
でした。
もちろん、「おしゃれ」なのですが、お金をかけているという感じではありませんでした。
これも、多分「三田キャンパス」とは違うのだろうなと考えました。
 
最後に、敬意を表して。
SFC Douzou.jpg
 
お札でも有名ですね
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2012.07.02(月)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 植物工場をめぐる状況その3

 
植物工場の「技術」について、少し述べたいと思います。
 
まずは、植物工場の設備に係る技術です。
植物工場というと「未来の産業」「先端技術」というイメージがあると思います。
実は植物工場自体にはそんなに「画期的な技術」が使われているわけではありません。
 
完全閉鎖型の植物工場では「光」「温度・湿度」「二酸化炭素」「養分」をコントロールして
います。それらのコントロールを効率的に行うために「完全閉鎖」にするのです。
 
光のコントロールというと難しそうですが、蛍光灯などの「人工光」を24時間タイマーで点けたり
消したりしているだけです。
「温度・湿度」だって、業務用エアコンの温度設定(サーモスタット)をしているだけです。
「二酸化炭素」もボンベからチューブを配管して、途中に穴をあけているだけです。
特に技術的な背景のない人でも理解できるレベルの技術です。
 
「養液管理」だけは、栽培の知識がないとどの養分をどのくらい入れたら良いかは分かりませんが
別に「画期的な」アイデアで管理しているわけではありません。
 
こんな「通常のありふれた」技術を組み合わせて成り立っているのが、完全閉鎖型植物工場
です。
全体のバランスは重要なので、「ある程度の規模の運営の経験」があれば設備デザイン
もできると思います。
 
逆に、最先端の技術を導入しようとするから難しい話になるのではないかと筆者は考えています。
植物工場はなにも「先端技術」を使ったものではなくて、「ありふれた」技術を使って「投資金額」
をなるべく少なくすることを考えないと「採算性」で苦しむことになると思っています。