2009.02.03(火)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景 栽培棚 全体像

 
ここ何回か細かい作業を報告していたので「全体がどうなっているのかな?」という人もいると
思います。それでは全体像を少しだけ。
saibaitanafinished.jpg
 
栽培棚の骨組はこうなって
いましたね。
ジャングルジムみたいだと
言ったのを覚えていますか?
 
 
 
saibaitanabed.jpg
 
骨組に噴霧槽が付き、
蛍光灯が付きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
こんな栽培棚が商業生産用に6ライン、そして私たちの自慢である「試験ライン」がひとつあります。
技術志向の会社としては不可欠ですね。
 

2009.02.02(月)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景 炭酸ガス供給 ボンベ設置場所

 
植物って「光合成」をするというのは皆さん知ってますよね。
呼吸の逆のですね。「炭酸ガス」を吸って、「酸素」を出すんですね。
もちろん、植物も呼吸をするんですが光があたっているときは光合成の方が大きい作用のようです。
 
何しろ「完全制御型」で外界と隔離されているところで光合成をするのですから炭酸ガスを供給
してやった方が良いようです。
そのために、炭酸ガスを特別に「供給」する設備もあります。
co2supplystation.jpg
 
圧縮された炭酸ガスを
ボンベで持ってきて
室内に供給します。
この写真はボンベを
置くところです。
 
 
 
co2bulb.jpg
 
上の写真の緑の枠の
上にちょこんと乗っている
金色の部分の拡大です。
この部分にボンベを
つなぎます。
 
 
 
炭酸ガスを人工的に供給するので万が一でも供給オーバーになったら困ります。
そのために、炭酸ガスの濃度を自動的にチェックしています。ある基準をオーバーしたら、自動的に
「強制排気」をするシステムも完備しています。安全な職場ですね。
 
 

2009.02.01(日)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景 噴霧槽設置作業 その2

 
私たちの生産設備は基本的に養液を溜めませんから「水槽」と呼ぶのは正しくはないので
噴霧槽と呼んでいます。
実際には「霧状になった養液を閉じ込めている部分」と言った方が正確です。その中にあるのは
レタスの「根」だけです。レタスの葉っぱの部分には養液がかからないように密閉しています。
 
この「噴霧槽」は前にも紹介しましたが、いわゆる発砲スチロールで成型されています。
その成型されたものにいくつかのシートを敷いていきます。
筆者は技術者ではないのでそれぞれのシートの意味が良く分からないのですが、白色のものと
黒色のものがあります。
suisowhitesheet.jpg  
まずはこの白色の
シートを敷きます。
 
 
 
 
 
suisohappou.jpg  
 次に水槽の型を
置きますね。
 
 
 
 
 
suisoblacksheet(1).jpg                                                                                   
その上に黒いシートを
しきます。
 
 
 
 
 
suisoblacksheet(2).jpg
 
黒いシートを巻き込んで
きちんと設置すると
出来上がりです。
これを何ヶ所もするので
大変な作業です。