2012.11.17(土)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 北陸での営業活動開始 FIT商談会

 
久々の更新で申し訳ありません。筆者としては反省しきりです。
 
既に皆様には報告していますが、私たちの「福井南越前工場」は播種を始めました。
実際の出荷は12月に入ってからになりますが、生産品(レタスなど)の販売活動は始まって
います。関西地区のスーパーマーケットでは具体的に検討してくれているところがあります。
 
一方で、北陸地方の顧客開拓のために「展示商談会」に出席しました。
商談会の名前は「FIT商談会」と言います。
福井県、石川県、富山県の銀行が共同で開催している商談会です。
F (福井)、I (石川)、T (富山)を合わせてFIT(フィット)という名称にしたようです。
 
FITshoudankai.jpg  
野菜工房のブース
です
パネルが一枚で
寂しいですが
DVDの説明もあります
 
 
 
 
 
 
FITshoudankai DVD.jpg
これがいつもの
DVDです
一日中「説明」して
くれる「働き者」です
 
 
 
商談会は一日だけなのですが、筆者は「風邪」を引いていたために、非常に大変でした。
でも、そんなことは言ってられません。
新しい工場で生産される野菜をどんどん売らなければいけません。
 
一日が終わって帰る際に「福井駅」前に来たら、こんなライトがありました。
クリスマスライトでしょうか?
fukuieki light.jpg
 
手前の方の路上に
絵が描いてあるの
分かりますか?
 
 
 
福井県もまだ雪は降っていないのですが、これで雪が降り始めるとクリスマスの気分ですね。
 
 
 

2012.07.21(土)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 大泉野菜工房

 
私たちの植物工場の仲間に「大泉野菜工房」というところがあります。
特に資本関係があるわけではありませんが、「多段式噴霧水耕栽培」の技術を
導入しています。群馬県邑楽郡大泉町にあります。 
大泉野菜工房のHPは http://www.monotsukurimasu.net/17_ooizumiyasaikoubou.html
 
筆者はこの会社を訪れました。
この会社は「直売所」を併設していて、原則は直売所で販売するという方針を持っています。
地元への貢献が会社の大きな目標なのです。
 
直売所が開いていない時には「自動販売機」から買えます。
この方法はひとつのアイデアですね。私たちも検討しようかな。
ooizumi yasaikobo jihanki.jpg
 
自販機はこんな
感じですね
なかなかカッコ良いでしょ
 
 
 
 
この会社は「工場見学大歓迎」だそうです。
群馬県の太田市のとなりです。
 
ooizumi yasaikobo kengaku boshuu.jpg
 
こんな大きな表示が
工場の壁に
あります
 
 
皆様も近くに行かれる際にはよってみると面白いと思います。
 
 
 

2012.03.02(金)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 葉物野菜高騰

 
植物工場野菜の生産コストは基本的に年間を通して変わりません。
(4月から予定されている東京電力の電力料金値上げは別の問題ですが)
 
しかし、露地の野菜は天候に影響されます。
次のサイトをご覧ください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120204-00000128-san-bus_all
 
日本中を襲っている「寒波」が野菜(特に葉物野菜)の生育に影響を与えています。
市場での相場も「ほぼ2倍」と言われています。
筆者の実感では「それ以上に」スーパーの値段も上がっていると思います。
レタスが300円以上もしているのです。
九州地区の生産がピークを過ぎて、関東では茨城からレタスが出てくる時期なのですが
今年は1ヶ月くらい遅れているということです。
 
一方で、昨年の夏は「気温が高すぎて」野菜不足になり、当然値段も上がりました。
実は、一昨年の夏も「大変な事態」でした。
一昨年は「数年に一度の夏の暑さ」だから「しょうがない」ねと言っていました。
そうしたら「2年続いて」の「夏の野菜不足」でした。
 
ここまでは「事実」だけを示しています。
「2年続けての暑い夏」「冬の異常な寒波」ということです。
そのたびに「葉物野菜の価格高騰」と報道されます。
 
本当に「何年か一度の凶作」なのでしょうか?
何か確実に変わってきていると考える必要はないでしょうか?
 
筆者は「異常気象」とか「気候変動」と騒ぎ立てるマスコミには批判的です。
それでも「野菜の生育」が少し「変わってきた」というのは単独の理由だけではないの
ではないかと漠然と考えています。
 
日本の農業の基盤が揺らいでいるのではないでしょうか?
「天候」もその一つですが、農家の高齢化、栽培手法の変化(有機栽培など)、耕作放棄地、
農業法人の台頭など、決して悪い方向だけではなく何らかの「変化」が起こっていると
考えるべきだと思っています。
 
その変化のひとつに「植物工場」があっても良いと思っています。
農業関係者のなかには「植物工場」を「うさんくさいもの」だったり「敵」だと考える方がいらっしゃる
のも事実です。
しかし、「天候に左右されない」ひとつの農業の形態と考えて、多くの農業支援のうち少しでも
植物工場にも頂けないだろうかと考える今日この頃です。
 
 

2012.02.22(水)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 葉物野菜高騰

 
最近、都内の高級スーパーと言われるところで見つけた「植物工場野菜」です。
yasai koutou.jpg
 
値段が368円です
ちょっと驚きです
 
 
 
 
 
筆者の考え方からするとちょっと「驚いて」います。
植物工場の野菜は「年間を通じて、同じ品質で、同じ価格で、計画的に」供給できると説明して
います。
この高級スーパーでも通常は「260円前後」で売られている植物工場野菜が「368円」です。
 
露地野菜が高騰しているのに合わせて値段を付けていると思います。
この高級スーパーが「仕入価格が同じなのに利益を何倍もにして」価格を付けているとは
思えません。多分、「仕入価格」が上がっているのでしょう。
 
「高く売れる時に高く売る」という考え方は「経営者」としては当然だという人がいるかもしれません。
では、「安くなったら」コスト割れでも「供給責任」があるので供給するのでしょう。
 
筆者としては「年間を通じて同じ価格」で売って欲しいという考えです。
そのためには、露地野菜の相場が高くなっても同じ価格で供給していきます。
植物工場野菜の基本だと信じています。
 
 

2012.01.17(火)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 放射能分析

 
私たちの会社は埼玉県秩父市にあり完全閉鎖型植物工場なので、原発事故の影響は理論的に
ありえません。
一般的には「植物工場(完全閉鎖型)」は影響を受けにくいと言われていますし、秩父市は空気中
の線量も原発事故以前と変わりないので特に調査していませんでした。
 
この問題は非常に微妙な影響もあるので、私たちはあえてこの問題には触れずにきました。
しかし、お客様の一部の方から「問題ないのは分かっているが、分析をしていないのか?」と
いう問い合わせが来ていました。
 
そこで「可能性はない」とは思うが、「万万が一」と言われる方のために外部機関に分析に出し
ました。
その結果は当然のことながら「ヨウ素131、セシウム134、セシウム137」のいずれも「検出せず」
でした。
houshanou bunseki shoumeisho.jpg
 
これが検査成績書です
「食品分析開発センター」と
いう厚労省登録分析機関です
 
写真が小さすぎて
見難いですね
 
 
houshanou bunseki kakudai.jpg
 
主要な部分の拡大です
どうにか読めますね
3項目とも「検出せず」
です
 
 
 
私たちの栽培設備は「完全閉鎖型」なので、残された可能性は「水」です。
私たちは秩父市の水道水を使っていますが、その放射能分析は定期的に公表されています。
このサイトをご覧ください。 http://www.city.chichibu.lg.jp/item5115.html 
水道水からの可能性もないということです。
 
念のために、秩父市水道部に確認したところ、私たちの工場に供給されている水は「別所浄水場」
からのもので、原水は「荒川の漂流水」とのことでした。
つまり、荒川(東京の人から見るとかなりの上流)を流れている水を採取しているのです。
 
私たちはこの問題を前面に採りあげて皆様に説明するつもりはありません。
心配されている消費者の方には説明をするという姿勢でいきたいと思います。