2011.08.25(木)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス ㈱グランパ見学

 
筆者が他の会社の施設を見学に行ったお話です。
神奈川県に「㈱グランパ」という「太陽光利用型」のレタス栽培の会社があります。
通常の太陽光利用型で神奈川県に2ヶ所大きな施設を運営しています。
販売先についてもホテルやテーマパークなどに直接販売していると聞いています。
 
この会社が最近新しい施設を開発したとのことで見せて貰いました。
ドーム型の栽培施設で、栽培しているレタスの株が少しづつ移動して大きくなるに従って
間隔がだんだんあいていくというものです。
この新しい施設を紹介しているサイトが http://innoplex.org/archives/8395 です。
 
筆者が訪問した際には外からの写真はOKということだったので次の写真を撮りました。
中の施設は企業秘密ということで写真は撮れませんでした。
granpa dome gaikan.jpg
 
東京ドームの小型版
のようにも見えるし
モンゴルのゲルにも
見えます
 
 
 
granpa kanban.jpg
 
太陽光利用型の
生産は子会社の
グランパファームが
運営しています
 
 
 
施設栽培の先輩で、既に大きく展開している会社なので非常に勉強になりました。
 
 
 

2011.07.09(土)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 炭酸ガスボンベ夏装い

 
私たちの栽培施設では「炭酸ガス(二酸化炭素)」の濃度もコントロールしています。
設備の外に「炭酸ガス」のボンベを設置して、そこから栽培棚に炭酸ガスを供給しているのです。
光合成が促進するように通常よりも炭酸ガス濃度を上げています。
 
その炭酸ガスボンベは合計10本並んでいるのですが、夏の時期は直射日光に当たると
ボンベの表面温度が上がってしまいます。
温度が上がるとボンベ内の炭酸ガスが膨張するのでボンベ内の気圧が上がることになります。
あまり気圧が上がるとボンベが爆発する可能性もあります。
もちろんボンベには安全弁が点いているので、爆発する前に安全弁が開いて中の炭酸ガスが
放出されるという仕組みです。
 
ちょっと余談ですが、この気体の「圧力」「容量」「温度」の関係を説明しているのが
ボイルシャルルの法則と言います。
(学問的な説明はhttp://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~masako/exp/netuworld/syoutai/boisya.html
実は筆者は「潜水士」という世間一般ではあまり知られていない資格を持っています。
その試験でこの法則は必ず出る法則だったので懐かしく思い出しました。 
 
ここで本題に戻ります。
ボンベの表面に夏の直射日光を当てないような工夫をしています。
CO2 silinders covered.jpg
 
黒いシートの
中にボンベが
見えますか?
 
 
 
 
CO2silinders.jpg
 
黒いシートを
設置する前は
こんな感じですね
 
 
 
 
この遮光シートは「遮光度50%」で、通風性は良く、吸水性はないという優れ物です。
 
 
 

2011.02.08(火)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 山口大学研修

 
私たちは山口大学の植物工場研修会のお手伝いをしています。
山口大学まで講師を派遣することと秩父まで来てもらって「実務研修」をして貰うのです。
 
山口大学は国の補助金を貰って植物工場の人材育成のための講習会を行っています。
植物工場の実務としての研修では私たちのように実際に工場を運営している人間の説明も
必要になるようです。
 
先週の土曜日に10名の方が秩父まで来られました。
講習を受けている方はほとんどが企業にお勤めで会社が植物工場の運営を検討されている
ところです。
既に植物工場を運営しているという会社はありませんので、とりあえず植物工場とはどんな
ことをやっているかを勉強して運営に乗り出すかを検討すると考えて良いと思います。
yamaguchi univ. seminar.jpg
 
この場面は
見学コースからの
視察です
他にもいろいろな
研修プラグラムが
ありました
 
 
植物工場普及のために私たちもできるだけのお手伝いをしたいと思っています。

2011.01.27(木)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 農林振興講演

 
先日、秩父地域農林振興センターで開かれた「講演会」兼「若手農業者の発表会」に
行ってきました。
 
まず、講演では「オオクマ園芸」という「ベビーリーフ」「マイクロリーフ」では日本一と言ってもよい
埼玉県三郷市にある会社の社長(大熊氏)が講演されました。
「農業は夢がいっぱい」を強調されていました。
大熊社長は農家に生まれて家を継いだのですが、先代が「仕事にだったらドンドン金を使え」と
いう方で、当時は珍しかった「温室水耕栽培」を今の社長が始めたそうです。
初めは周りの人から「農業にそんなに金使って儲かるはずがない」と批判されたそうですが
今では「日本中の高級ホテルのシェフ」が「オオクマ園芸」なら作ってくれるだろうと連絡してくる
までになったそうです。(うらやましい!!)
講演の演題の写真が次のものです。
norinshinko kouen1.jpg
 
勇気づけられる
表題でしょう
 
 
 
 
 
 
 
 
この講演に続いて「若手農業者の発表会」がありました。
2人の若者が「病気対策」「温度・湿度管理(いちご)」について発表しました。
2人ともパワーポイントを使って非常に洗練された発表でした。
この後、埼玉県大会、全国大会を目指して発表に磨きをかけるとのことでした。
温度・湿度管理についてのグラフの写真を撮りました。
norinshinko kouen2.jpg
 
グラフを使って
非常に分かりやすく
なっています
 
 
 
 
農業でも若い人がドンドン積極的に新しいことをやっているのは頼もしく感じました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010.12.17(金)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 外部設備その4

 
外部設備の最終回です。
収穫の際に出てくる「根」や「トリミングされた葉」は現在のところ産業廃棄物として業者に引き取って
貰っています。
業者が取りに来てくれるまでの間に保管しておく場所があります。
それが下の写真です。
trash box.jpg
 
この中に入る
くらいだから
大した量では
ありません
 
 
 
これで外部設備としてはほとんど紹介したことになりますが、最後に自動車を紹介します。
設備とは言わないかもしれませんが、筆者が外出する場合や秩父市内での配達などに
使っています。
company's car.jpg
 
軽自動車では
ありません
スズキのソリオで
1300ccです