2011.04.12(火)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 危機管理

 
今回の震災に際して、いろいろな報道やコメントを聞く機会があります。
このブログでは、あまり政治的なコメントはしないようにしていますが、昨夜の「TVタックル」で
放送されていた内容を基に一言コメントします。
(TVタックルは娯楽番組に分類されるのかも知れませんが、政治家が本音を出すことがよく
  あるので見ています。)
 
気仙沼出身の衆議院議員「小野寺五典」氏が出演していました。
自民党の衆議院議員で、今までにもテレビで見る機会があり、顔も知っていました。
でも、その議員の地元が気仙沼だったとは知りませんでした。
 
地元の事務所兼自宅は津波でほぼ全壊したそうです。
母親と兄弟はどうにか生き延びて避難所までたどり着いたとのことでした。
本人も地元に戻り、頑張っているとのことでした。
これだけを聞くと、選挙活動の一環でパフォーマンスをしているとも取れますが、話の内容は
もっと純粋だったように感じました。
父親は元気仙沼市長だということで、生粋の気仙沼の人間(高校も地元の気仙沼高校)なので
地元復興のためにと頑張っているようです。
 
その小野寺氏から「中古車を買おうとしても住民票と車庫証明が必要」と言われた被災者が
困っているというので役所に掛け合ったとか、中国人研修生がパスポートを失って帰国できない
と言っているので日本の外務省に「どうにか特例を認めろ」と要求すると「中国政府に言え」と
言われたと話していました。
 
この国の政治・行政機構は危機に対して対応する能力が欠如しているとしか思えません。
いま何が重要なのか、優先順位からすると何をしたら良いのかということを決断(考えるとは
あえて言いません)出来ないのです。
役人は自分で判断すると「責任を問われる」と困るので決断しない、政治家もかなりその傾向が
あります。
 
番組の中で「政府の対策本部をなぜ現場に置かないのか?」と発言している人がいました。
その通りだと思います。
対策本部が永田町や霞が関にあって、計画停電の対象外になり、地元からの要望を待っている
というのは大きな間違いです。
日本の行政の大原則が「要請主義」だと言って本来必要とされている仕事を放棄している役人に
腹が立ちますし、政治主導と称していながら危機管理のもとで役人の尻を叩けない政治家は
無能と言われてもしょうがないですね。
(今回はちょっと政治的な発言でしたが、お許しください。)

2011.04.11(月)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 震災から1ヶ月

 
今日は4月11日です。震災から1ヶ月が経ちました。
筆者個人としては「長かった」という感じです。
まだまだ、今後がどうなっていくのかが見えないので精神的に不安です。
 
筆者及び㈱野菜工房は人的・物的被害はなかったのに、精神的に不安なのはなぜなのでしょうか?
福島原発のいく末が見えないこと、毎日テレビで被災地の様子を見ていること、今後の日本経済が
どうなっていくのか、私たちのレタスの販売がどのようになっていくのか、いろいろと不安材料は
あります。
 
直接被災された方に比べれば非常に幸せなはずなのに、多分日本全体が何らかの不安を
感じているのでしょう。
「自粛」というのも、みんなが何かしら不安(自信を持てない)なので「自分だけ目立って非難
されたくない」という気持ちがあるのでしょう。
「自粛」を受け入れていればリスクが少ないということなのでしょうね。
 
被災された方の中には「まだご家族が見つからない」という方もたくさんいらっしゃるとのことです。
不安という意味では私たちのように被災していない人間よりはるかに不安だと思います。
「景気は気から」と言います。
漠然とした不安を捨てて、前向きな姿勢・話で景気を良くするようにしましょう。
景気が良くなれば被災地への支援もやりやすくなります。

2011.04.08(金)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 計画停電終了か?

 
今日(8日)の毎日新聞インターネット版の報道によると「計画停電終了宣言」が本日正式に
出されるとのことです。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110408ddm008040080000c.html
 
実質的にはもう2週間近く計画停電は「回避」されていますが、「回避」ではなく「終了」となると
生産活動には非常に良いと思います。
それぞれの工場が安心して生産計画が立てられますね。
 
これからは「夏の電力需要」への対応が課題になりますね。
経済団体や個別の企業などが「提言」や「計画」を立てているというのが新聞等で報道されて
います。
「輪番操業(休業)」や「休暇の拡大」「定期点検・修理の夏への集中」などがメーカーで考え
られているようですね。
「輪番操業」は効果的でしょうね。
産業ごとに休業日(2日連続の休日)を順番にずらしながら行うというものです。
平日でもどこかの産業が常に休業しているために電力需要のピークが減らせるというものです。
 
生産工場の計画は比較的報道されているのですが、事務作業・営業などの計画はあまり報道
されていませんね。
中には帝人のように「原則在宅勤務」などという思い切ったアイデアもありますが。
本社の事務作業や営業の人たちは「営業時間を朝に前倒」をしたりすることでもかなり節電
できると思いますね。昼休みを会社ごとに前後にずらすなどというのも効果的なようです。
 
エアコンの温度を少しづつでも上げて、軽装での執務にするなども効果的でしょうね。
沖縄のカリウシウェアーを日本中に広めるチャンスかもしれませんね。
フレックスタイムのより徹底した適用や、思い切って「夏時間」を採用するのも手だと思って
います。
 
早めに仕事を始めて、夕方明るいうちに仕事を終わりにして、ビアガーデンで明るい昼間から
飲むというのも節電効果は大きいのではないかと考えます。
仮に、電灯をつける時間でもビアガーデンに人が集まっていればみんなの自宅は電灯が消えてる
のだから全体では節電ですよね。

2011.04.05(火)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 計画停電の週末

 
計画停電とは言いながら「計画」はあるのですが、今日も含めて11日間停電は「回避」されて
います。
いろいろな方面で節電したことと、現在は各方面からバッシングを受けている東京電力の努力
の結果だと思っています。
 
しかし、この「回避」という言葉はどうにかならないでしょうか?
「計画外の広域停電」の可能性もあるという意識を持たせるという意味では非常に効果がある
のでしょうが、消費者や企業家の意識を「自粛」ではなく、「委縮」させてしまう大きな副作用が
あるような気がします。
 
筆者は週末の西武鉄道は通常ダイヤになっていることもあり、また個人的に主張している
知り合いが集まって会食(宴会でも良い)をやって経済の活性化につなげようということで
東京に出てきました。
長男は「東京都知事の自粛勧告」にも拘わらず、代々木公園での花見を学生時代の仲間と
やったそうです。お酒は「宮城県」の日本酒を飲んだそうです。
これも立派な被災地への支援だと思います。
やっとテレビでも「節電をしながらも通常の生活をしよう」「自粛は必ずしも復興に役立たない」と
いうコメントをするようになりました。
その番組のなかで「東北のお酒を買って欲しい」と訴えていた災害から免れた酒蔵の社長が
言っていました。その会社は被災して生産が続けられない酒蔵の社員を臨時に雇用している
とも言っていました。
このような人達を助けることは義援金だけではなくて、製品を購入することです。
 
最近は筆者の独断と偏見の意見が多くなっているので、のどかな写真をご紹介します。
yagi 1.jpg
 
 西武秩父線の
武蔵横手駅裏に
いる山羊です
 
 
 
 
yagi 2.jpg 
山羊の名前は
「そら」と「みどり」
です
 
 
 
 
山羊2頭は西武鉄道が飼っているのです。
詳細な説明は http://www.seibu-group.co.jp/railways/smile/yagi/index.html をご覧ください。

2011.03.30(水)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 計画停電回避

 
計画停電の「計画」は相変わらず続いていますが、本日(30日水曜日)も終日計画停電は
回避されました。
寒さが和らいできて暖房需要が一段落していることと、若干ではありますが供給能力も上がって
いるとの説明です。
皆さんの節電努力と東京電力の供給力増加努力が「回避」を実現しているということです。
 
筆者も震災以来(ほぼ20日間)事務所のエアコンは全く使っていません。
秩父は東京よりもかなり気温が低いので正直つらいです。
エアコンを使わない代わりに、「ズポン下(タイツ)」を履き、トレーナーの下に一枚余分に
ベストを来ています。正直これは「モコモコ」した雰囲気でリラックスできません。
それでも、少しでも節電に協力できればと頑張っています。
今週の後半からは気温が上がるという予想なのでもう少しの辛抱ですね。
 
これから問題になるのは「夏のエアコン」ですね。
昔に比べると「エアコン」を使うのが当たり前になっているので、夏はまた電力不足が深刻に
なりそうですね。
時差勤務、サマータイム、軽装での勤務、休日の分散化、在宅勤務など考えられるあらゆるものを
実行して計画停電は回避したいですね。
 
現在、計画停電を回避していると言っても「電車運行」は正常化していないし、計画停電の「計画」
があるために工場を閉鎖していたりと「経済活動」に大きな支障が出ています。
もっと工夫して「計画停電」以外で電力の需給をバランスさせる努力が必要ですね。
経済活動が停滞していたら「復興」の足を引っ張ることになります。
 
筆者は個人的には「外食」や「夕方からの飲み」をドンドンやればよいと思います。
夕方の電力需要の多い時間に、みんながなるべく集まって同じ電灯の下で時間を過ごすことは
「節電」になると思っています。
飲み会をやることで経済も活性化するし、なんでも「自粛」「自粛」と言っていると経済が縮小して
しまいます。
都知事は「この時期に花見で酒を飲むのは自粛するべき」と発言されたようですが、心情的には
分かるけれど、経済活性化のポイントから考えると「違う」と思います。
電灯を少し小さくして(節電)、被災された方の気持ちも考えながら、お酒を飲むために個人個人が
多少のお金を使うことで経済が活性化されると思っています。
 
複数の家族がひとつの家に集まって一部屋で食事(宴会)をしても良いと思います。
そうすれば「失われた家族関係」「失われた人間関係」が復活する良い機会ではないでしょうか。