2011.07.29(金)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 食品安全委員会 新見解

 
食品安全委員会の新しい見解で「生涯の被ばく量は100ミリシーベルト」までに抑えるべきである
と発表されたと報告しました。
 
筆者自身もよく理解出来なかったので、その後インターネットの解説を調べてみました。
たくさんの新聞記事などがありましたが、比較的よくまとまっているのが次のものでした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110726-00000130-mai-soci
 
生涯100ミリシーベルトというのは現在浴びている自然界からの被ばくも含めてという
ことでした。これは大変なことです。
 
上記のサイトの記事のなかで注目すべきところは次のポイントです。
「すでにかなりの被ばくをしている地域の実情に沿っていないという指摘もある。
 規制値作りにかかわる厚労省審議会委員の高橋知之・京都大原子炉実験所准教授は
「放射線量の高い地域では、外部被ばくだけで数十ミリシーベルトに達する所も出てくる」と指摘。
内部被ばくにあたる食品の規制値をゼロに近づけても、守れなくなる事態も考えられる。」
 
そうなのです。
現在の福島原発の被害を受けている地域(少なくとも避難地域)には「何十年も住んでいたら」
外部被ばくだけで「健康に影響の出るレベル」なのです。
生涯100ミリシーベルト(80年)というのは「0.1426マイクロシーベルト/時間」ですから
現在公表されている避難地域や周辺地域の放射線量とは「桁が違う」のではないでしょうか。
 
上記の記事にある「厚労省審議会委員の高橋知之・京都大原子炉実験所准教授」のコメント
を皆さんどうお考えになりますか?
「地域の実情にあっていない????」ってどういうことですか?
 
私は食品安全委員会の新見解は勇気あるものだと思います。
本来であれば「食品の安全基準」を示して欲しいところなのですが、いくら食品を規制しても
外部被ばくが大きかったら意味ないですからね。
食品安全委員会は本来の業務を超えて「国民の健康」を考えて見解を出したということですね。
 

 

2011.07.27(水)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 食品安全委員会

 
以前、ご紹介した「食品安全委員会」が被ばく線量の考え方を示しました。
その記事をご覧ください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110726-00000032-mai-soci
 
この記事では「生涯100ミリシーベルトは、人生を80年とすると年間1.25ミリシーベルト」と
説明しています。
更に、「日本人は宇宙や大地、食べ物から年約1.5ミリシーベルトの自然放射線量を浴びており
同程度の被ばくなら、健康への影響は生じないだろう」とも説明しています。
 
この見解は「現在自然界で浴びている被ばく量」と同じくらいの「被ばく量が増える分」を80年間
外部被ばくと内部被ばくの合計で「新たに」浴び続けても問題ないということでしょうね。
 
年間1.25ミリシーベルトは素人計算ですが、「0.143マイクロシーベルト/分」ではないでしょうか?
この数字は決して低くないですよね。
埼玉県の測定値は「0.06」くらいが上限だったと記憶しています。
筆者の計算が正しいとすると地域によっては現在の数字だけで超えてしまうのではないでしょうか?
 
食品安全委員会は技術集団ですから、かなり詳細な検討をしたうえで発表していると思います。
今の日本政府ないしはその機関(安全・保安院や原子力安全委員会、そして経産省・厚労省)
の「隠ぺい体質」よりも、ずっと真面目ですね。
但、今回は「食品の基準」は示せなくて、全体の被ばく量(外部・内部合計)を示しただけです。
内部被ばくの中に食品の線量が入るのでしょうか。
 
ある情報では、中年以降の人は子供時代にかなりの量の被ばくをしているそうです。
世界各国の核実験でまき散らされた放射能物質により日本でもかなり高い放射線があったと
いうことです。
筆者の記憶でも「中国の核実験」で日本にも「死の灰」が降ってくるから「外で遊ぶな」と
言われたこともあったし、雨に濡れると大量に被ばくするからと小学校から早く帰ったりしました。
たぶん、筆者は子供のころに今の自然被ばく量よりも大量に被ばくしているのでしょうね。
 
こんな状況で、まだ原子力発電を「推進」しようという人の考え方がわかりません。
かなりの「利権」を得ていて、それを守ろうとしているとしか考えられません。
電力の安定というのを理由に挙げている方も「何年(何十年)か掛けて代替エネルギーを開発
しよう」て言って欲しいものです。
 
かなり、独断と偏見で不快に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、もうそろそろ日本国民も
それぞれが意見を言うべき時期になっているのでないでしょうか。
今のままなら「産業の空洞化」だけではなく、日本の国が国民に見放されて「国民の空洞化」も
起こってしまうのではないでしょうか。
 
 
 

2011.06.25(土)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 節電

 
私たちのような完全閉鎖型植物工場では栽培室内の節電は非常に限られます。
そのため、栽培室以外の場所では節電を心がけるようにしています。
 
まず、事務所のエアコンは「3月11日以来」全く動かしていません。
工場建屋の廊下やトイレなども基本的には消灯しています。
加えて、事務所・梱包室の蛍光灯もほぼ半分を外しました。
jimusho setuden.jpg
 
手前は点いていますが
奥の蛍光灯は
外しました
 
 
 
 
jimusho setuden2.jpg
 
蛍光灯を外した
ところの
様子です
 
 
 
 
昨日は熊谷で摂氏39度台の最高気温で秩父でも38度台でした。
それでも事務所ではエアコンなしで頑張っています。
去年はかなり暑くてエアコンをつけましたが、今年は頑張ります。
 
最後に、東京の電車の中で見た「つり広告」を紹介します。
「いろいろな節電があるな」というのと、商魂たくましいなというのが筆者の感想です。
setuden haircut.jpg
 
ヘアカットで節電
暑いオフィスでは
髪を切って涼しく
なろうですかね
 
 
 
 
 
 

2011.06.13(月)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 放射能情報

 
前回、放射能のこと(静岡茶)についてコメントしました。
今回のセシウムが何時福島から出たのか知りたいとコメントしましたが、その後インターネットで
いろいろ調べてみました。
そのものズバリの情報(静岡茶のセシウム)はありませんでしたが、インターネット上には
民間の情報がたくさんあることを改めて知りました。
 
その中で非常に感動的だったサイトは http://atmc.jp/food/ です。
このサイトは政府が発表した情報を農産物の品目別、地域別に分類しているのです。
そのうえで、日付ごとの推移も出しています。
 
このサイトでいろいろ調べるとかなりのことが分かりそうな感じです。
筆者が分かったのは「やはりまだまだ福島第一からは放射性物質が発散し続けている」という
ことです。
半減期の違いもあるのでヨウ素が少しづつ減ってくるのは、たぶん3月に大量に発散して現在も
出てはいるけど少量なのだろうと。
一方で、セシウムは基本的に少しづつでも発散し続けると半減期が長いので蓄積し続ける
はずです。でも、ある地点ではセシウムが上下しながら5月末にピークを迎えて、その後下がって
いるのです。
これは多分計測地点(基本的には地方公共団体単位)のブレや計測誤差もあるのでしょうが
やはり発散が続いていると考えるべきなのでしょう。
皆さんも、このサイトを見てください。
 
インターネットでいろいろ調べているなかで、非常に問題があるというコメントを見つけました。
政府が各自治体に農産物への影響を調べるように「指示」したにも関わらず、4割の自治体が
調査していないという事実です。
たぶん、「調べて放射性物質があるということになると問題になるから」調べないのでしょう。
これを放っておく政府もおかしいし、調べようとしない自治体は「けしからん」と思います。
 
静岡県も民間企業(らでぃしゅぼーやという有機農産品販売会社)が自主検査をして分かった
とマスコミに発表したので「やっと調査」したというのが実態のようです。
その後の静岡県知事の発言といい、国民に不信感を与えるばかりですね。
 
 

2011.06.10(金)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 放射能汚染

 
福島第一原発からの放射能汚染がドンドン広がっているように素人目には見えます。
昨日は静岡の製茶が「500ベクレル/㎏」の基準を超えていると報道されました。
 
静岡県知事がさかんに「500をちょっと超えた程度でしょう。お茶にすれば薄まるから全く
問題ない。」とテレビで発言したいました。
全く業者寄りの発言でレベルを疑いますね。
こんな発言を続けていると「静岡茶は買うべきでない」と消費者にすり込むようなものです。
普通の消費者なら「知事が安全というなら、静岡を支援するために静岡茶を買おう」ということには
ならないでしょう。
 
私たちが知りたいのは「この放射性物質の拡散は何時のものなのか?」「現在も拡散が続いて
いるのか?」ということです。
 
テレビの解説でも「放射性物質が風に乗って飛び、雨が降った時に地上に大量に落ちた」と
説明していますが、その風に乗った放射性物質はいつ福島から発射されたのかが問題です。
3月の水蒸気爆発の時に大量に出て、それ以降は多少は出ても非常に少なくなっていると
いうなら「まだましです」が、今も大量に発散されて風に乗っているというなら大変です。
 
風の方向は季節によって変わります。
今は飯館村が問題になっていますが、これは3月の風で拡散した結果なのですかね。
SPEEDI という汚染拡散のプログラムでは、3月の時点で飯館村は危ないと分かっていた
とずっと後になってから発表されています。
 
筆者のような素人でもある程度のポイントは分かりそうなのに、それに対する回答がなかなか
私たちには示されない。というより、「隠されている」ように感じます。
これが不信感をよんでいるのです。