2021.08.20(金)

秩父の田んぼ 8月19日現在

秩父は「うっとおしい梅雨のような天気」がひと段落して「また夏」のような天気になっています。九州や西日本・岐阜・長野などはまだまだ「豪雨」の被害が出ているようなので「自分勝手」に「また夏」というのは適切ではないのかもしれませんが。

秩父での稲作は「穂が少し大きくなって」ちょっと「頭を垂れ始めた」感じです。6月に田植えをしたので他の多くの地方に比べるとちょっと遅いかもしれません。

  
筆者がご紹介したいのは「穂の膨らみ具合」ではなく、「広い田んぼ」の様子です。前にもご説明していますが、秩父地方は稲作があまり盛んではありません。荒川が河岸段丘の下の方にあるので田んぼに引ける「水」があまり豊富ではなかったためです。その秩父盆地の中では稲作が盛んな場所は「大田」と「蒔田」です。地名にも様子が現れていますね。

本格的な穀倉地帯に比べれば「そんなに広くはない」のでしょうが、秩父盆地ではこのような広い田んぼに景色は貴重です。

そして、筆者の「原風景」なのです。筆者は生まれてから小学校5年生まで埼玉県の東北の端っこにある「栗橋町」(今は久喜市)で育ちました。この地方は埼玉でも有数の穀倉地帯なので上の写真の風景が一般的でした。友達の家は「専業農家」が多かったのです。

このように広い田んぼを見ると筆者は「ほっと」します。秩父盆地はどこを見ても山ですから。それはそれで良いのでしょうが、筆者は閉塞感を感じます。