2020.08.20(木)

秩父の農村風景

秩父の農村風景をご紹介します。

実は秩父地方はあまり大きな稲作はありません。

地域が限られます。河岸段丘で荒川が下の方にあるために田んぼに水を引くのが大変だったのです。そのため「畑作」が中心です。

限られた地域というのが、秩父市では「大田地区」と「蒔田地区」です。米を作ると金銭的には豊かになったようです。昔(多分明治時代)は「嫁に行くなら大田か蒔田」と言われていました。生活に困らないということでしょう。

かなり大きな田んぼです

近くで見ると穂も出てきました

上の写真は蒔田の田園風景です。

前にも言いましたが筆者は埼玉県でも栗橋町で育ったのでこのような田園風景は筆者個人としては「原風景」です。和みます。ここだけ見ると山も遠いでしょ。

田んぼの無い地域(大田、蒔田以外)では畑作ですが、筆者が高校生の頃は「桑畑」が多くありました。


かなり茂ってます

一時期はほとんど見なくなった桑畑が最近は少しづつ整備されてきています。昔は蚕を飼って、桑の葉を餌として与え、絹を取り、繊維にするために桑畑を維持していましたが、最近は「化粧品」「医薬品」などに使われるということで復活しているようです。時代が変わって目的も変わりましたが「桑の復活」です。