2012.02.15(水)

未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 東京電力の経営形態

 
タイムリーな話題なので新聞・テレビで盛んに報道されています。
筆者も植物工場にとっても大きな問題なので独断と偏見だとしてもコメントしてみたいと思います。
 
経産大臣は「税金を投入するからには、経営にも関与する」ということを言っています。
これに対して、「日本経団連」の米倉会長が「公有化」して「成功した例はない」と大反対
です。しかし、一方で同じ経済界でも「経済同友会」は経産大臣に理解を示しています。
 
面白いですね。庶民としてはどう感じるでしょうか?
まずは、新聞記事を見てください。
日本経団連と経済同友会の記事がそれぞれあります。
 
日本経団連
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120213/bsg1202131836002-n1.htm
経済同友会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120214-00000029-fsi-bus_all
 
筆者としては「東京電力は本当に民間企業なのか?(独占企業なのに)」「東京電力は
独力で経営できるのか?(既に破たんしているはず)」「発送電の(地域)独占は必要か?」
と疑問を提起したいと思っています。
国の政策として原子力発電を推進して、「とりかえしのつかない事故」を起こして、福島の人達を
今後どのように支援していくのか?
よく「賠償」と一口で言うけど、「金」の問題だけではないでしょう。
福島の一部地域は当分の間、昔の状態には戻れないのですよ。
そこが故郷の人にとっては金を貰っただけでは癒されないのですよ。
 
東京電力という「民間企業」には償えない事態を起こしたのですよ。
賠償だけでも大変なのに、ほぼ「永遠」に償わなければならない宿命を負うのですよ。
多分、これは国が責任を負うしかないのです。
 
それでは、国が責任を負うから「民間企業」の東京電力はひきづつき同じ形態で運営される
のですか?
日本経団連の米倉会長の「公的管理で成功した例はない」というのは通常の経営で失敗した
民間企業のことですよ。問題の本質的な部分を理解していませんね。
 
何も、米倉会長が「頭が悪い」と言っているのではありません。
なんども筆者が言っているのですが、「利権」を持っているか、擁護しているからこんな発言が
でるのです。
 
普通の「利権を持たない」庶民が考えたら、東京電力の擁護をする人はほとんどいないと
思います。
 「電力の安定供給」という重要な課題については別の大きな問題として考えるべきです。
その場合でも「従来型の東京電力」は存在しえないと思います。
 
本当に「独断と偏見」で申し訳ありません。不快に思われる方もいらっしゃると思います。
それでも、いち庶民としてはやり取りを見ていて「不思議」に感じるどころか「怒り」を感じて
います。