未来の野菜を作る 無農薬野菜 レタス 工場見学 役所
知名度が若干でも上がったということで、工場見学をされる方が増えています。
その中には、「同じような植物工場をやってみたい」という具体的な興味を持っている方を
はじめ、新しいものだから一度見てみようという程度の方までさまざまです。
私たちは多くの人に知ってもらうことが現状では一番重要だと思っているので、ご希望が
あれば極力スケジュールを調整して見学してもらいます。
その中に役所の方もたくさんいらっしゃいます。
役所の方は「自分たちで植物工場を経営しよう」という考えはありません。
それよりも、「サポートできることが何かないか」という観点から来られます。
それは私たちにとっては「あり難い」ことです。
また、見学された方が役所内で報告してもらえるのもあり難いです。
私たちも役所に相談に行く場合に「野菜工房という会社は」と一から説明しなくても分かって
もらえるというのはありがたいです。
ところで、私たちは「農業」なのでしょうか? それとも「工業」なのでしょうか?
実は、役所の考え方も必ずしも一致していません。
経産省関連の事務所に行くと「これは農業でしょう」と言われ、農水省関連に行くと「工業でしょう」
と言われることが多くあります。
私たちは「農業」だと思っているのですが、現状ではどっちでも良いから「統一見解」を出して欲しい
のです。
実は、これには深刻な問題があるのです。銀行等からお金を借りる際に「農業」と「工業」では
「信用保証制度」が違います。
私たちの場合、どちらの信用保証制度にも当てはまらないというのが現状です。
これは大きな問題です。
だから、役所の方が来られると私たちはどの分野の人かは関係なくこの問題を説明します。
ある意味、訴えているのです。もう何度も、何度も。