2008.12.12(金)

未来の野菜を作る 植物工場建設風景その3

前回は既存の工場の中に新しい壁と天井をパネルで作ると説明しましたが、そのパネルの裏や
既存の建物の天井裏にもいろいろなものを設置します。
電気の配線はもちろんのこと、空調設備も設置します。
airconsetting.JPG  
空調設備(エアコン)の室内機です。
設置するのは大変ですが、完成すると屋根裏に
入ってしまうので見えません。
職人さん、ありがとう。
 
 
 
airconduct.JPG
 
やはり屋根裏に入って見えなくなりますが冷気を
送るダクトと呼ばれるホースの大きなものです。
屋根裏に何本も走っていますよ。
 
 
 
 
完全制御型だから温度管理が非常に重要です。
植物が一番気持ちの良い温度にしてあげるために。
お金もかかりますが「元気でりっぱな」植物を作るためには仕方がありませんね。トホホ

2008.12.11(木)

未来の野菜は 埼玉県秩父市 で 

植物工場の建設風景の紹介を始めましたが、これと並行して建設されている埼玉県秩父市の
紹介をしたいと思います。
埼玉県の面積の3分の1近くを占めるのが「秩父地域」(秩父市と秩父郡)です。
埼玉県の西に位置して「山梨県」「長野県」「群馬県」そして「東京都」に接している広い地域です。
その秩父市に「未来の野菜を生産する植物工場」は建設されています。
sunrise.jpg建設地の近くから見える景色です。
朝日に霧が映えています。ちょっと幻想的でしょう?
 

2008.12.11(木)

未来の野菜を生産する 植物工場の建設風景 その2

私たちの植物工場は使われていない工場の一角をお借りして、その中に新しい壁・天井・床を
設置することから始まります。
つまり、既存の建物の中に「新しい工場」が作られると考えて下さい。
panelsetting.jpg
 
既存の建物の中に新しい工場の壁・天井をパネルで設置します。
手前の白い部分が既存の建物の壁・天井です。
クリーム色の部分が新しい工場の壁と天井になる
部分です。
既に天井裏にはエアコンの室内機は設置されています。ちょっと見えますね。
 
こうやって奥の方から少しづつ新しい工場の壁・天井が設置されていきます。
衛生管理を徹底するために食品工場と同じ設備にしています。
見学を希望する方には外から中が見えるように「見学窓」も設置します。(ちょっと見えますね)
いよいよ建設風景の紹介が始まりました。
少しづつ出来上がっていくのを皆様も一緒に楽しんでください。
 

2008.12.10(水)

未来の野菜を生産する 植物工場の建設風景

ちょっと難しい言葉で表現すると「完全制御型微噴霧水耕野菜生産設備」となります。
一言でいうと「太陽光も遮断して野菜に最も適した環境」を作り、「虫も入らないので農薬を全く使わない」で野菜を生産する設備です。
 
世の中では「安心・安全な野菜」に対する要望が高まっています。
自然環境で太陽の光ときれいな空気で野菜を育てるのが王道ですが、自然環境の中では当然虫もいます。自然環境だから当然ですよね。特に「元気で甘い野菜」なら虫も大好物です。
それでも、虫がおなか一杯食べれば葉っぱは穴だらけになります。特に葉物(レタスなど)は葉っぱ自体を商品にするのだからこれは困ったことです。
このため、通常は農薬を散布して虫を退治しているのです。
もちろん、農家の方は商品になった時に農薬が残らないように工夫はするのですが。
 
私たちはあえて「農薬を全く使わない」ために「完全制御型」を選択しました。
この植物工場は先月から建設を始めました。
本当は私たちが生産する「未来の野菜」を皆様に紹介して、食べて頂きたいのですがまだまだ
生産設備を作っている最中です。そのため、生産設備の建設風景を日々ご紹介していきたいと
思っています。映画の予告編みたいなものですね。