2011年5月アーカイブ

 

関東地方は5月27日に梅雨入りしたそうです。

5月に梅雨入りするのは過去に一度しかなかったそうです。

つい先日まで「寒い」と思っていたのに、暖かな春がろくにないうちに梅雨になってしまいました。

 

筆者は「異常気象」という言葉があまり好きではありません。

あえて言うなら「天候不順」というべきだと思います。

大きな自然から見たら、5月に梅雨入りしようと「ちょっとした誤差」の範囲だと思います。

 

カナダの平原地域では15年位前に「8月5日」に雪が降りました。

さすがに「カナダ人もびっくり」でしたが、「異常気象」だと言って騒ぐ人はあまりいなかったと

聞いています。自然というのはもっと大きなサイクルで動いているのです。

 

秩父でもその自然の季節の変化の中で田植え準備が始まりました。

早いところでは既に田植えまで終了したところもあります。

taue jyunbi.jpg

 

大きな農業機械が

入っています

 

 

 

 

 

taue shuuryou.jpg

 

早いところでは

このように田植えが

終わりました

 

 

 

 

taue shuuryou enkei.jpg

 

遠景としては

こんな感じですね

 

 

 

 

 

wheat field.jpg

 

減反政策で

今年は米を作らない

ところでは

麦が成長しています

 

 

 

明らかに季節は変化しています。それに合わせて農家の方は仕事をしています。

私たち植物工場は一年中同じパターンで仕事していますが。

 

 

 

前回も書きましたが今年の梅雨は記録的に早く来たようです。

また、5月なのに日本列島台風の被害が出ています。

秩父では被害が出るというほどのことはありませんが、かなりの雨が降っています。

この雨は梅雨の雨というよりも台風の雨です。7月~8月の雰囲気ですね。

 

そんな多少の天候不順は別として筆者の家の玄関の「飾り」も梅雨の雰囲気になりました。

tsuyu genkan.jpg

 

梅雨の雰囲気を

出すために

水たまりとカエルを

飾っています

 

 

 

 

 

 

tsuyu genkan2.jpg

 

アップにすると

こんな感じ

です

 

 

 

 

天気予報の解説によると「太平洋高気圧」が例年よりも発達しているので梅雨前線が通常よりも

早く日本列島に近付いているために5月なのに梅雨になってしまったとのことでした。

また、台風の発生する南の海の海水温が高いために台風が発達しやすいようです。

そして、発達した高気圧に押されて日本列島に向かって移動しやすいようです。

 

「天気予報」での解説はそんなものかなあとある程度理解するのですが、今の時点で期待したい

のは「太平洋高気圧が発達している」「海水温が高い」のは今年の夏の気温に影響あるのか

どうかですね。ことしの夏が猛暑だと電力不足に大きな影響があるでしょうから。

 

 

 

 

私たちの植物工場がある地域は秩父市の中でもかなり郊外にあります。

大田という地域で田んぼを中心とした農業地域です。(その中に工業団地があるのですが)

 

その大田地区にあった唯一のスーパーマーケット(秩父市の資本)が昨年倒産して大田店も

閉鎖されました。

郊外とはいえ、住宅もありますので「唯一の店」ということで大田店自体はそこそこの売上が

あったと思います。それでも、会社自体が倒産したので閉鎖されました。

 

そのために、この地区の人は車で秩父市内か隣町(小鹿野町、皆野町)まで買い物に行く必要が

ありました。

車でいけばそんなに遠くないとはいえ、片道10km位は走るようでしょう。

 

そんな状況で買い物でも大変だったのが、倒産したスーパーマーケットの建物をそのまま使用して

新しくスーパーマーケットができることになりました。

今日近くを通った時に工事をしている様子の写真を撮りました。

yaoyoshi new store.jpg

 

お店の名前は

「ヤオヨシ」ですね

なかなかカッコ良い

ロゴが見えますね

 

 

 

ヤオヨシというのも秩父市の地元資本です。

秩父市内は競争も激しく、「ベルク」「ヤオコー」という比較的大手のスーパーマーケットが新たな

店舗を展開していますが、郊外は秩父地元の会社が支えてくれるという感じですね。

筆者個人的には会社の近くに店舗が出来て便利になるので喜んでいます。

 

 

 

前にも紹介したことがありますが、私たちのレタスを使って「じゃこかつサンド」というサンドイッチ

を製造・販売してくれている会社があります。

この「じゃこかつサンド」は羽田空港などで売られています。いわゆる「空弁」ですね。

 

この「空弁」を比較評価する企画をインターネットサイト「飛行機の達人」がやっています。

この「全国の空弁を評価する」という中で、私たちのレタスを使っている「じゃこかつサンド」が

5つ星の最高評価を得たのです。(下記のサイトを実際にご覧ください)

 

5つ星を得たのは現在のところ「51品目中で11品目のみ」です。

コメントの中には「空弁には珍しく野菜を使っています」とありました。(バンザイ)

  

飛行機の達人 全国の空弁を評価する

http://homepage2.nifty.com/skyway/h_lunch_120.html

 

こういう第三者評価が私たちのレタスの評価もあげてくれると信じています。

うれしい情報でした。 

 

 

 

5月17日でしたが、植物工場セミナーで筆者が講演しました。

受講された方は約20名でした。

ホテル、百貨店、リサイクル業者、電子部品製造、建設会社、製紙会社、ガス会社など

いろいろな業者の方が受講されていました。

 

もちろん筆者だけが講演したのではなく、大学の先生、建設会社の方、補助金の専門家も

講演されていました。

筆者は「実際に植物工場を運営している現場からの報告」という位置付けなので大学の

先生のようなアカデミックな内容ではありません。

実務的な立場から、植物工場の位置付やマーケットの状況などを話しました。

 

当日使われたレジュメ(資料)の表紙だけご紹介します。

seminer.jpg

 

セミナーの名前だけ

は読めると思います

下にある小さな文字に

筆者の名前も

示されています

 

 

 

 

情報機構というのがセミナーを主催している会社です。

条項機構のHPは http://www.johokiko.co.jp/ です。

  

 

 

 

このブログのアクセスが「6万件」を超えました。

2008年12月末から始めたブログですから、約2年半で6万件ということです。

5万件を超えたのが昨年の12月10日ですから、5ヶ月間で1万件ですね。

皆様が日々アクセスして頂けることが、この実績を作っているということです。

ありがとうございます。感謝しています。

 

当方としては皆様に興味を持って頂ける内容をドンドンアップしていくことが重要だと考えています。

この5ヶ月間では何と言っても「東日本大震災」という大事件がありました。

私たちには人的・物的被害はありませんでしたが、震災直後の業務用需要の減退、計画停電、

自粛ムードと震災以降かなりの影響があります。

売り上げも業務用を中心としている私たちはかなり減ってしまいました。

かなり回復はしていますが、まだ一部では5~6割程度しか戻っていないところもあります。

 

これからは夏の節電もありますので、まだまだ大変な状態が続くと思いますが、明るく頑張って

いきたいと思います。「上を向いて・・・」ですね。

 

 

 

今回は「栽培ノウハウ」について述べてみます。

日本の農家には非常に高い「栽培ノウハウ」があります。

そのノウハウを広く普及するために長年努力してきたのは農協であり、地域の農林振興センター

だと思います。

 

植物工場にも「栽培ノウハウ」はあります。

特に、ある程度の規模(商業生産規模)の植物工場を運営するには「ノウハウ」が必要です。

栽培設備を購入すれば、すぐに生産できるというものではありません。

設備をハードとすれば、ソフトの「栽培ノウハウ」はより重要だと言えます。

 

「商業生産規模」の植物工場を運営する「ノウハウ」は大学の研究室にある「栽培技術」とは

必ずしも同じではありません。

大学の研究室にある研究用の小規模栽培設備を単純に大きくしてもハードとしての商業生産

設備になりませんし、研究室の栽培技術だけでは商業設備を運営するノウハウには足りません。

もちろん、アカデミックには大学の研究室の技術(ノウハウ)は、私たちのような商業生産設備を

運営する会社が持っているノウハウよりもずっと高度です。

 

最初に述べた農家の栽培ノウハウを今後どのように「継承」していくのかが現在大きな問題に

なっています。現在中心になって農業に従事している方の年齢は65歳以上の人が60%程度

だと言われています。一方で、新規就農者の数は非常に少なくなっています。

高度な栽培ノウハウが本当に継承されていくのかが心配されています。

 

一方で、私たち植物工場は株式会社形態で運営されているところがほとんどなので、社員の

間でノウハウが広まり、引き継がれています。

私たちは栽培ノウハウを現場の責任者ひとりに集中することは考えていません。

社員・パート従業員に限らず、どんどんノウハウを広めていくようにしています。

この点でも植物工場は将来の農業の担い手のひとりになりうると信じています。

 

 

 

ここ3~4年、毎年のことですが、筆者の家の駐車場に出る「門扉」のところにアマガエルが

住みつきます。5月から夏になるまでの2ヶ月ちょっとの間「住んでいる」のです。

朝は居てどうも昼間はどこかに行っているようで夕方は見当たりません。

そして次の日の朝にはまた同じところにいるのです。

frog 1.jpg

 

分かりますか?

緑色の体が

門扉のすき間に

入っています

 

 

 

 

frog 2.jpg

 

いつもの年は

上の写真の一匹

なのですが

今年はもう一匹が

丸見えの所に

居ました

隠れている一匹は

右下にちょっと

見えますね

 

frog 3.jpg

 

門扉全体はこんな

感じです

良く見るとカエルが

見えますよ

 

 

 

 

 

 

筆者はこれから毎朝カエルが居るかなと見ています。

ささやかな楽しみですね。

 

 

 

 

農業で良く言われる言葉に、「安心・安全」な農作物というのがあります。

私たちが目指しているのも「安心・安全」です。

 

農作物の「安心・安全」を語る時に「有機は安全」とか「太陽光を十分に吸収した健康な野菜」

という表現がよく言われます。

筆者自身も「情緒的」にはこれらの表現を理解できますし、否定しません。

 

この言葉の反対に「植物工場は有機栽培ではない」とか「太陽光を浴びてない野菜は不健康」

ではないかと言われることがあります。

「太陽光を浴びていない野菜は不健康」とまで言われると「ひと言」弁護させてくださいと言います。

 

太陽光を浴びると健康になるなら「サンローション」や「サングラス」はなぜつけるのでしょうか?

有機肥料が絶対安全で、無機肥料は危険なのでしょうか?

現代人は自然からある程度の距離を置くことで健康で長生きになってきたという歴史もあります。

 

自然崇拝は度を超すと危険です。

無機肥料も安全性の検査は十分受けたものしか商品化されません。

私たちが使っている自然光の蛍光灯は太陽光と同じ波長を発しています。

違うのは照射量だけだと思います。

虫の入るすき間のない設備なので「農薬」を全く使わないということで非常に安全な栽培方法

です。特に、葉物では虫の来る環境では農薬を全く使わないというのは非常に大変です。

 

冷静な判断をすれば「完全閉鎖型植物工場」の方が、より安心・安全な野菜を栽培できると

言っても良いと思います。(いろいろとご批判されることを覚悟で言います)

少なくとも確立論からすると危険な植物を生産する可能性は他の栽培方法よりも非常に少ないと

言って良いと思います。

 

 

 

 

 

前にも予告紹介しましたが、本日から「はやぶさ」帰還カプセル展示会がついに埼玉県

小鹿野町で始まりました。

「はやぶさ」のことについては次のサイトをご覧ください。

http://www.town.ogano.lg.jp/kakuka/matidukuri/hayabusa/hayabusa.htm

 

カプセルそのものは黒っぽく変色した単なる入れ物なのでしょうが、カプセルが経てきた

経緯(歴史)や成し遂げた功績、そしてそれに関わった人たちの人生模様は素晴らしい

ものがあります。

そのカプセルが埼玉県の「田舎町」である小鹿野町に来たのです。

 

筆者も朝一番で会場の外を見てきましたが、写真のように会場前から行列が出来ていました。

hayabusa capsul gyouretu.jpg

 

ちょっと遠くからなので

良く分かりませんが

30m位は並んで

います

 

 

 

このカプセルの展示会に合わせて「西秩父商工会」の工業部会が会員各社の活動を紹介する

展示会を同時開催しています。私たちも出展しています。

私たちは西秩父商工会の会員ではない(秩父商工会議所の会員)ですが、すぐ隣町ということで

声をかけて頂き出展することになりました。

nishichichibu kougyouten shutten.jpg

 

いつものパネルと

DVDですね

 

 

 

 

 

他にもいろいろな会社がでています。

e-car at nishichichibu.jpg

 

入口のところに

ある秩父市の

会社が開発した

電気自動車です

 

 

 

pet bottle rocket.jpg

 

地元企業が作って

実際に打ち上げた

ペットボトルロケット

の同型機です

 

 

 

 

 

 

今日(14日)から17日まで開催されています。

入場無料なので皆様週末に行って見てください。「秩父良いとこ一度はおいで!」

 

 

 

 

何度か紹介している私たちのお客様である「syaarii bar シャーリーバー」が新しいお店を

出しました。

大阪百貨店戦争が起こっている大阪駅そばにある「阪神百貨店本店(梅田)」の地下食品街

の中に開店したのです。

 

筆者も早速見に行きました。

syaarii bar hanshin hoten 1.jpg

 

大阪駅の地下通路

から阪神百貨店に

入ってすぐの場所

です

 

 

 

syaarii bar hanshin hoten 2.jpg

 

前の方には

たくさんの

ロールと

モコムスが

並んでいます

 

 

 

如何にも関西、阪神百貨店という感じの商品もありました。

syaarii bar hanshin torakatsu.jpg

 

「虎勝」ロールです

ご存じ「阪神タイガース」

の応援メニューですね

 

 

 

 

百貨店の中で写真を撮るのは本来ご法度なので緊張しながらの盗み撮りですね。

筆者の写真だけでは分かり難いと思いますので次のインターネットサイトを見てください。

http://www.syaariibar.com/category/shop/index.html

 

 

 

 

筆者が関西に出張に行った際に、神戸(三ノ宮)に泊まりました。

ひとりで夕飯を食べようとウロウロしていると「沖縄料理店」を発見しました。

 

筆者は学生時代から30歳代までは「沖縄大好き人間」だったので思わず入ってしまいました。

余談ですが、筆者は学生時代は年間2ヶ月は沖縄に居て、その後も新婚旅行は西表島だし、

子供が出来てからも2~3年に一度は沖縄に家族旅行をしていたという「沖縄大好き人間」

だったのです。学生時代の同級生には沖縄に移住してしまった人間もいます。

 

沖縄料理の居酒屋さんの様子をご紹介します。

okinawa ryouri awamori.jpg

 

沖縄のお酒である

「泡盛」がいっぱい

並んでいます

 

 

 

 

okinawa ryouri sara.jpg

 

奥がラフテー(豚肉の角煮)

右がゴーヤチャンプルー

左がもずく

そして、オリオンビール

 

 

 

筆者は初めは「沖縄そば」を食べに入ったつもりが、メニューを見て思わずオリオンビールと

つまみを頼んでしまいました。

最近、酒席が少なくなった筆者は「用心のため」に、カウンターのそばで売られていた

「ウコン」も飲んでしまいました。

okinawa ryouri ukon.jpg

 

当然、飲んだ翌日も

しっかり働きました

 

広告がすごいでしょ!

 

 

 

 

 

 

旅行する際の大きな楽しみは「地元の食事」なのですが、今回は神戸なのになぜか「沖縄料理」

でした。

 

 

 

 

農産物の安定供給について考えてみます。

従来の農業(特に露地栽培)は安定供給という点でなかなか上手く機能しませんでした。

天候に左右される「不作」「豊作」で一喜一憂せざるを得ませんでした。

この安定しない供給が青果市場での「相場の乱高下」を引き起こすのです。

 

教科書などには「需要と供給」で価格が決まるので相場が動くと書いてあるのですが、野菜の

相場は「供給量」の変化の方がより大きな影響を与えると思います。

野菜の需要は季節やイベントのより多少変化しますが、その変化はほとんど予想の範囲内です。

これに対して、野菜の供給は「天気」の具合で大きく変動します。

 

観点を変えて、安定供給は誰がより期待しているかということを考えてみましょう。

一般消費者がスーパーマーケット等の店頭で購入する場合でも「安定供給」で「価格も安定」

することは期待されています。

しかし、、より安定供給を期待しているのは「業務用」市場です。

 

コンビニの惣菜やお弁当を作る業者は必要な量の野菜が供給されないと決められたメニューが

作れなくなってしまいます。

また、価格もあまり上下すると予算通りのコストで製造できないので赤字になってしまいます。

 

天候の変化にかかわらず安定して生産できる農業は今後ますます重要になると思います。

そのためにも「完全閉鎖型植物工場」が更に必要とされる時代がすぐそばに来ています。

 

 

 

 

JR大阪駅のターミナルビルが5月始めに新装オープンしました。

海外の駅のように駅のホーム全体を大きな屋根が覆っています。

東京のテレビでも紹介されていますが、関西では「大騒ぎ」です。

 

このオープンに合わせて「大阪百貨店戦争」が起こっていると言われています。

伊勢丹百貨店が関西初お目見えだそうです。これに対抗して、従来からあった

阪神・阪急・大丸などの百貨店も一部店舗の改装をしています。

東京では百貨店の売上額は毎年落ちていますが、大阪では売り上げを伸ばしているところが

多いそうです。これも、激しい競争の結果なのでしょうか。

osaka station new terminal building.jpg

 

JRホームの上に

大きな屋根が

見えますね

下の方にはJRの

電車が止まって

います

 

 

osaka isetan kanban.jpg

 

ホームに

隣接する

ビルには

伊勢丹百貨店

が入っています

看板が見えます

 

 

osaka station annaiban.jpg

 

小さくて見えませんが

新しい大阪駅の

案内版です

たくさんの店舗が

大阪駅の周りに

あり、地下道では

全てつながっています

 

 

 

まだオープンして間もない(ゴールデンウィーク中)ので、案内のための警備員がたくさん

立っていました。大変なにぎわいです。

 

 

 

 

 

約2ヶ月ぶりに羽田空港に行きました。

筆者はかつてサラリーマンだったころは現在よりも頻繁に空港に行っていました。

基本的には飛行機を見るのが好きです。

 

最近は機体に広告や主張をペイントしたり、シールを張ったりするのが流行っていますので

これを発見するのは楽しいです。最近では「がんばれ!東北」などのメッセージもありましたね。

今回は珍しい機体のペイントを発見しました。

jal skyeco.jpg

 

JALの機体ですが

通常の赤ではなくて

緑色ですね

洞爺湖サミットの際に

「環境」をテーマに

ペイントしたものだそうです。

 

 

ちなみに筆者が載った機体には「サマンサタバサ」の広告が載っていました。

このほかに空港の地上作業の様子を紹介します。

jal catering.jpg

 

機内食を載せている

ところですね

コンテナを載せている

シャーシーが

上に持ち上がるの

ですね

 

 

jal ground services.jpg

 

貨物を入れる

コンテナを

運んでいる

様子です

 

 

 

空港の風景は見ているだけでワクワクしますね。

 

 

 

 

農業に対するコメントでよく言われるのが「農業のIT化」です。

筆者の考え方では、通常の農業でIT化できるのは投入コストの管理だけだと思っています。

栽培作業自体をすることはほとんど無理なのです。

 

IT化というのは単なる管理データを採るだけではありません。

本来のIT化とは「状態把握(センサリング)」「分析」「対応(リアクション)」がセットです。

通常の農業では最後の「対応(リアクション)」ができないと考えています。

 

状況把握(センサリング)は農場のあちこちにセンサーを置いて情報収集はできます。

「温度」「湿度」「水分量(雨量)」「日照時間」「PH」などを自動的に計測することは可能なのです。

また、その情報を「分析」することも可能です。

「温度が高過ぎる」「雨量が足りない」「曇りばかりで日照時間が少ない」などの分析はできますし、

もうちょっと「温度を上げよう」「雨を降らせよう」「太陽光をもっと当てよう」という「対応策」も

立てられるます。

でも実際に露地の農業でどうやって「温度を上げるのでしょうか」「雨が降らせますか」「雲を

取り除けますか」。対応(リアクション)が採れる範囲が極端に少ないのです。

 

通常の農業でのIT化は「計画通りに収穫ができなかった理由(言訳)」を収集しているに過ぎない

のです。

 

温室(ハウス)であれば、多少は対応(リアクション)が取れます。

冬ならば重油を燃やして温度を上げることができます。日照が強すぎれば遮光カーテンを

かけることも可能です。それでも、対応できるレベルはかなり限られます。

夏場のハウス内の温度は外気温より5~7℃位高くなります。

 

IT化の効果をあげるためには私たちのような「完全閉鎖型植物工場」でなければ無理です。

そして、IT化するためにはマニュアル化という工程が必要ですが、このためには商業規模の

植物工場を運営する「ソフト」が十分確立している必要があるのです。

 

 

 

 

今回は「栽培試験」について個人的な意見を述べたいと思います。

前回までに「不確定要素」を出来るだけ排除することが農業への投資のポイントだと説明

しました。この不確定要素が今回の課題である「栽培試験」にも大きく影響しています。

 

栽培試験というのは農業では重要なものと位置づけられています。

日本では公的な「農業試験場」というのがあり、そこで世界的に見ても高度な研究・試験が

行われています。

個々の農家が行うには「費用」と「時間」が掛かり過ぎるので公的機関が行っているのです。

 

なぜ、費用と時間が掛かるのか?

それは露地の農業では「基本的に年に一回しか収穫できない」「試験中でも不確定要素が

関与」するので結果の評価が難しいという理由があります。

このために、「時間」をかけて試験して、結果の評価はアカデミックな修正を加えなければならない

ためです。

 

分かりやすく具体的に言えば、「ある品種の収穫量」を試験するのに「今年は雨が少なかった」

「気温が低かった」という不確定要素が関与してきます。

「比較対象(コントロール)」として別の品種をなるべく同じ条件になるような条件で栽培する

のですが、露地なので完全に同じ条件とはいきません。

結果として「収穫が多かった」「期待ほどではなかった」という評価をするには「比較対象」と

比べているとはいえ「最低3回」は行わなければならないというのが一般的です。

原則として「年に一回の収穫」ですから、最低3年はかかるということです。

これが従来型農業の実態です。

 

一方、私たちのような「完全閉鎖型植物工場」では「環境は原則として同じ」に出来るということと

一年に365回(これはちょっと極端な言い方になりますが)は播種(種まき)をして365回収穫

できるわけですから「試験の結果評価」が非常に早くなります。

また、個々の会社で試験をすることも比較的安価に早く出来ます。

つまり、個々の会社が自分たちの考え方に従って「品種」「肥料」「光源」「温度」などの試験が

出来るので会社ごとの特徴が出し易くなります。