未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 植物工場産の品質

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植物工場の特色は「年間を通して、同じ品質で、同じ価格で、計画的に納入」するという

ものです。この特徴は「業務用」の方には非常に評価されます。

家庭用などでは「旬を感じられない」ということになり否定的に取られることもあります。

 

一方で、私たちの野菜は「無農薬」「低細菌」「低硝酸」を PRポイント にしています。

 

露地で栽培される「葉物野菜」では、実質的に「無農薬」を商業生産することはできません。

努力している農家の方でも「低農薬」です。

その点で「葉物野菜」で無農薬にすることは、露地野菜との競争をしないということです。

 

「低細菌」については、「1g当」の「一般生菌数(いわゆる雑菌)」の数で表します。

通常の露地野菜は「10の6乗個(100万個)」単位の雑菌がいます。500万個や700万個と

いうレベルです。

その露地野菜を「次亜塩素酸ナトリウム」という強烈な塩素で殺菌して「10の4乗個」まで

減らせると言われています。このレベルが厚労省が食品産業に指導しているものです。

 

私たちの野菜は「10の3乗個」のレベル以下ですと説明しています。

実際に分析すると「10の2乗個」レベルが大半です。200個とか500個とかいうレベルです。

だから、「殺菌」や「洗浄」をしなくても使用できるレベルなのです。

他の植物工場でも私たちのレベルで細菌をコントロールしているところはないと思います。

通常は「10の4乗」レベルだと聞いています。それでも露地に比べると「低細菌」です。

 

最後に、「低硝酸」です。

この硝酸塩は味の観点からいくと「エグミ」(嫌な苦み)の基です。

通常の露地栽培のレタスが「4000~5000ppm」のところ、私たちのレタスは「2500ppm」を

切るレベルです。この違いは食べて貰うと「エグミのないおいしいレタス」と評価して貰えます。

硝酸塩を意図的に低く抑える作業をしているのは多分私たちの会社だけだと思います。

 

このように植物工場では、品質について栽培工程で工夫することが可能なのです。

将来的には「更に付加価値の高い」野菜を目指して努力をしていきたいと思います。

 

 

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このページは、野菜工房が2011年10月12日 08:16に書いたブログ記事です。

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