未来の野菜を作る 無農薬野菜 AAAレタス 農業改革 身分保障

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経済産業省大臣官房付の古賀茂明氏という人をご存じでしょうか?

かつて、当時自民党の渡辺大臣のもとで「公務員改革」を推し進めていた人です。

現在は、テレビに良く出て「経産省で仕事がなく干されている」「天下りポストを用意したから

辞めろと言われたが拒否した」と言いながら、公務員改革を訴えている人です。

 

筆者はこの人の本を読みました。

文章はお世辞にもうまいとは言えません。ちょっとした報告書といったレベルです。

また、この人を「素晴らしい人」だと称賛するつもりもありません。

 

それでも、公務員改革に限らず、日本の改革にいろいろな示唆をしていることは間違いありません。

組織の中で「あれだけ抵抗」して、自分の信じる(ないしは「係わった」)ことを追求できることは

素晴らしいと思います。

一部の政治家(渡辺みんなの党代表など)やマスコミを味方につけていることも戦略的には

すごいと思います。応援したいひとですね。

 

この古賀茂明さんが本に書いてあったことで非常に印象に残っているのは「日本は身分社会」だ

ということです。日本は明治維新で「四民平等」「身分制の廃止」を断行したはずです。

その日本を「身分社会」だと言いきるのです。

 

確かに古賀さんを紹介するマスコミでも「身分を守られている公務員」という表現がなされます。

古賀さんによると「身分としての公務員」の中にも「キャリア組」という「上級身分」が存在する。

民間企業でも非正規社員が問題になっているなかで、「正社員」という身分が存在する。

中小企業でも「オーナーファミリー」という「特別な身分」が存在する。

 

このように見てくると「農業」にも「農家という身分」が存在するというのです。

農家に生まれただけで、実際には地元企業に務めるサラリーマンなのに、「戸別所得補償」という

「身分保障」が得られるというのです。

(実際には多少でも農業をしていることが「多分」条件になるのでしょうが、夕方や休みの日に

 ちょっと農作業をするというだけでしょう)

 

農業で言えば、生産物を消費者マーケットに「ある程度の規模」で「安定的に供給」してこそ

日本農業を支える農家だと思います。

自家消費だけとか、親戚や近所に配るだけの農業は「家庭菜園」であり、税金を使って保護する

対象にはすべきでないというのが論理だと思います。

 

家庭菜園であれば、宅地並みの固定資産税を払うべきです。

それを維持できないなら日本農業を支える農家に「農地」を集約していくべきだと考えます。

そのうえで、「日本農業を支える農業者」に支援を行うのであれば国民の支持が得られるの

だと思います。

 

 

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このページは、野菜工房が2011年9月16日 08:35に書いたブログ記事です。

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