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今回は農業分野への投資について筆者の意見を述べたいと思います。

私たちは株式会社なので、私たちに投資してくれた株主がいます。

このように農業に従事する株式会社に投資する場合と農地を買ったり借りたりして農作業を

自分で行うのも広義の農業への投資だと思います。

 

投資をする際には「なるべく不確実な要素」を排除したうえで投資を行うのが基本です。

この点において「農業」はちょっと他の業種とは違います。

つまり、自然環境の中で生産活動をする露地栽培では「天気」に左右される割合が非常に高い

のです。もちろん、他の業種にも「天気」に影響されるものはあります。

 

建設業なども「天気」に左右されるものです。

落語の話に「大工殺すにゃ刃物は要らぬ。雨の10日も降ればよい。」というのがあります。

これは昔の話ですから「宵越しの金は持たない」という江戸の職人は10日も収入がなければ

食えなくなってしまうという例ですが、今でも建設業の人は雨が降るとスケジュールが遅れる

ということは良くあります。そのために、スケジュールにはある程度の余裕を持たせているのです。

 

しかし、露地の農業はもっと天気に影響を受けるのです。

「雨が少ない」と乾燥しますし、「雨ばかり降る」と農作業が進まない、「気温が低い」と植物の

成長が遅くなり、「気温が高すぎる」と成長に異常(徒長しすぎるなど)が出ます。

そして、台風や「遅霜」「早霜」で収穫が大きく影響を受ける。

建設業と決定的に違うのは「成長が遅れる」と季節が変わってしまうために収穫量に大きく影響

することです。

建設業では「スケジュールが遅れた」ことにより施主(注文者)への納入が遅れるのですが、建物が

不完全になってしまうということはないと思います。

(建設業の方からはそんな甘くないと怒られるかもしれませんが。)

 

農業(特に露地栽培)は非常に微妙なバランスの中で成り立っているのです。

その地域の気候に合った品目を作っているので気候(天気)がいつもの年と違ってしまうと

本来その場所に適した品目が「その年に限っては不適な品目」になってしますのです。

収穫に大きな影響がでるということですね。

天気という「不確定な要素」が大きな影響を与えるのが農業(特に露地栽培)なのです。

 

その点で私たちのような「完全閉鎖型植物工場」は天気の変動には影響を受けません。

その点で従来型の農業とは一線を画していると言えます。

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