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今回の震災に際して、いろいろな報道やコメントを聞く機会があります。

このブログでは、あまり政治的なコメントはしないようにしていますが、昨夜の「TVタックル」で

放送されていた内容を基に一言コメントします。

(TVタックルは娯楽番組に分類されるのかも知れませんが、政治家が本音を出すことがよく

  あるので見ています。)

 

気仙沼出身の衆議院議員「小野寺五典」氏が出演していました。

自民党の衆議院議員で、今までにもテレビで見る機会があり、顔も知っていました。

でも、その議員の地元が気仙沼だったとは知りませんでした。

 

地元の事務所兼自宅は津波でほぼ全壊したそうです。

母親と兄弟はどうにか生き延びて避難所までたどり着いたとのことでした。

本人も地元に戻り、頑張っているとのことでした。

これだけを聞くと、選挙活動の一環でパフォーマンスをしているとも取れますが、話の内容は

もっと純粋だったように感じました。

父親は元気仙沼市長だということで、生粋の気仙沼の人間(高校も地元の気仙沼高校)なので

地元復興のためにと頑張っているようです。

 

その小野寺氏から「中古車を買おうとしても住民票と車庫証明が必要」と言われた被災者が

困っているというので役所に掛け合ったとか、中国人研修生がパスポートを失って帰国できない

と言っているので日本の外務省に「どうにか特例を認めろ」と要求すると「中国政府に言え」と

言われたと話していました。

 

この国の政治・行政機構は危機に対して対応する能力が欠如しているとしか思えません。

いま何が重要なのか、優先順位からすると何をしたら良いのかということを決断(考えるとは

あえて言いません)出来ないのです。

役人は自分で判断すると「責任を問われる」と困るので決断しない、政治家もかなりその傾向が

あります。

 

番組の中で「政府の対策本部をなぜ現場に置かないのか?」と発言している人がいました。

その通りだと思います。

対策本部が永田町や霞が関にあって、計画停電の対象外になり、地元からの要望を待っている

というのは大きな間違いです。

日本の行政の大原則が「要請主義」だと言って本来必要とされている仕事を放棄している役人に

腹が立ちますし、政治主導と称していながら危機管理のもとで役人の尻を叩けない政治家は

無能と言われてもしょうがないですね。

(今回はちょっと政治的な発言でしたが、お許しください。)

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